レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007/06/14
- 登録日時
- 2007/12/08 02:11
- 更新日時
- 2007/12/08 02:11
- 管理番号
- B2007M0554
- 質問
-
未解決
家庭用の白金カイロのアンカがありますが、いつの頃の品か調べていただきたいのです。推測されるのは昭和初期頃かと思われますがわかりません。形は箱型で大きな筒状のカイロを入れられるものです。実用新案自動廻転式商用春風寝炉と書いてあります。(大きさ横22cm×12cm×高さ7cm)
- 回答
-
「自動廻転式商用春風寝炉」という題目の実用新案は確認できませんでした。
調査の詳細については、以下をご参照ください。
**********
実用新案については、(独)工業所有権情報・研修館が提供する「特許電子図書館」(IPDL)( http://www.ipdl.inpit.go.jp/homepg.ipdl )のサイトで全文を閲覧することが可能です。
特許電子図書館の検索メニューにある「特許・実用新案検索」から「5. 特許分類検索」を選択し、以下の条件で検索したところ、6月11日現在610件のレコードがヒットしました。
・分類指定: 「FI・Fターム」を選択
・資料型: 「実用新案」および「実用新案明細書」をチェック
・公知日/発行日: 指定せず
・テーマ: 「4C099」と入力
・検索式: 「A61F7/08,337@K」と入力
テーマの「4C099」は「温熱、冷却治療装置」のテーマコードを、検索式の「A61F7/08,337@K」は「アンカ」のFIを指しています。
昭和2年~昭和18年の公告209件について、題目を確認しましたが、「自動廻転式商用春風寝炉」という題目をもつ公告は見当たりませんでした。
なお、「廻転」または「回動」の語を題目に含む公告には以下の4件がありました。
実公昭02-005716 「二重蓋廻転寝炉」
実公昭04-002050 「廻転行火」
実公昭04-007472 「廻転行火」
実公昭18-004813 「陶磁器製回動式寝炉」
「寝炉」という題目の公告は多数あり、この中にお尋ねいただいたアンカの実用新案公告が含まれている可能性はありますが、照会事項欄の記述からは特定することができませんでした。
また、特許電子図書館では商標の検索も可能ですが、「自動廻転式商用春風寝炉」という商標は見当たりませんでした。
特許電子図書館の最終検索日は2007年6月11日です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
-
雑誌記事索引、「昔のくらしの道具事典」「日本民具事典」
昭和10年ころに灰のかわりに揮発油を燃料とする白金懐炉が使用されるようになったとの記述あり。
桐灰化学、ハクキンカイロの各メーカー、古いので不明とのことでした。
- NDC
-
- その他の雑工業 (589 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 暖房装置
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 公共図書館
- 登録番号
- 1000040145