以下の通り回答した。
①「金融実務辞典 新版」(金融財政事情研究会、平成7)によれば、「日本で最初に(CDが)設置されたのは昭和44年末のオフライン型である。オンライン型は46年に入ってから設置されはじめたが、本格的には48年に入ってからであり…(以下略)」、とある。
②この最初のCD(オフライン型)は、昭和44年12月1日、住友銀行の梅田北口支店と新宿支店に設置された。導入の経緯等については、以下の資料に記載されている。
・「住友銀行史:昭和50年代のあゆみ」(住友銀行、昭和60)
・「住友銀行80年史」(住友銀行、昭和54)
③ATMについては、前掲辞典によると、「CD、AD(Automatic Depositor:現金自動預入機)のあと開発され昭和52年に登場した」、とある。
④何年にどの銀行がCD(またはATM)を設置した、といったことが年表形式で一覧できる資料はない。各行の導入状況については、各行の行史等で調べることができる。
⑤銀行界全体の機械化の流れ(CD、ATMの導入も含めて)について書かれたものとしては、以下のような資料がある。
・「金融情報システム白書」(金融情報システムセンター、昭和62~)
・「実例コンピュータバンキング」(近代セールス、昭和49~)