・ベラスケス、ルーベンス、ブリューゲル、ゴヤ などの画集。
・「一遍上人絵伝(一遍聖絵)」(少なくとも身体障がいの人物は出ている)など使えるものがありそう。
絵巻を収録した現代の資料としては、『一遍上人絵伝 (日本の絵巻) 』小松 茂美 (編集)、中央公論社1988や、『一遍聖絵 (岩波文庫)』 2000年などが存在する。
・広重の浮世絵「東海道五十三次」
*盲目のあんま、瞽女が登場する絵がある。(「二川」「赤阪」)ただ、見ただけでは気がつきにくく、当時の視覚障害者事情の知識が必要になりそう。
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『謎解き西洋絵画』木村泰司 洋泉社 2013
『怖い絵 2』中野京子著 朝日出版社 2008
*「精神病院にて」ホガース作
『怖い絵 3』中野京子著 朝日出版社 2009
*「ジン横町」ホガース作
『名画の見どころ読みどころ 1』朝日新聞社 1992
『名画の見どころ読みどころ 3』朝日新聞社 1992
『フランス流はじめての名画の見方』フランソワーズ・バルブ・ガル パイインターナショナル 2010
『アートで見る医学の歴史』ジュリー・アンダーソンほか 河出書房新社 2012
*病院や手術、治療などを絵画から見ている
『迷宮美術館』第1集~第5集 NHK『迷宮美術館』制作チーム 河出書房新社 2006~2008
『切手が伝える視覚障害~点字・白杖・盲導犬~』大沢秀雄 彩流社 2009
『醜の歴史』ウンベルト・エーコ編 東洋書林 2009
*「老女」「水頭症の子ども」「倭人の肖像」など、該当しそうなものがいくつか見受けられた。「醜い者と不幸な者」「不幸な者と病んだ者」という項目もある。
『日本の絵巻7 餓鬼草紙 地獄草紙 病草紙 九相詩絵巻』小松茂美 中央公論社 1987
*病草紙
『絵巻物にみる日本庶民生活誌』宮本常一 中央公論社 1981
『絵巻物による日本常民生活絵引』全6巻 渋沢敬三ほか編 平凡社 1984(新版)
*日本の絵巻の研究では、よく非人の描写が取り上げられていた。「もののけ姫」にも出てきたハンセン病描写につながるものなど。