レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年05月21日
- 登録日時
- 2012/07/28 17:42
- 更新日時
- 2023/06/13 16:48
- 管理番号
- 姫路-26
- 質問
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解決
姫路城ができる前の川の流れがわかる地図が見たい。
総社の血の池が昔、川の一部だったと聞いた。
- 回答
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血の池が昔、川の一部だったというのは「正歴元年(990年)に、播磨守の平井保昌が丹後国の悪賊退治の祈願に射楯兵主神社を訪れた時、一夜にして神池ができた。」という『惣社集日記』に記述された内容がもとになっている。
旧川筋については、以下の資料に記載あり。
【解説と地図】
①『うちまちものがたり』(白鷺中学校区地域夢プラン実行委員会, 2006)
巻頭にある地図で旧川筋が確認できる。
図2 「姫路附近之古地図」
*資料⑤と同じもの。
図3 「自然地形と城郭プラン」
*資料②のP44図1と同じもの。1948年の航空写真を解析し、その地図上に旧川筋を書き入れたもの。
②『姫路市史第14巻別編』(姫路市史編集専門委員会編集, 姫路市, 1988)
P44~47「自然地形の利用と制御」に旧川筋の書き込まれた地図と詳しい解説あり。旧川筋は色刷り。
③『船場川の流れ』(柳沢忠著, 柳沢忠, 1982)
口絵「市川派川古図」
P1~23「船場川は市川の本流だった」
P19本文中に「ところで総社西門をはいった南側に血の池がある。これが以前の青見川(藍染川)の名残で
あって」云々とある。
④『ふるさと伊伝居の歴史』(福若茂太編著,2002)
P122~128「船場川について」
P123に「市川派川古図」(③の資料の古図と同じ。)
【地図】 ( ⑤⑥⑦の絵図の原図は同じ。「ヒメジフキンノコチズ」で検索可能)
⑤『姫路古地図 姫路付近之古地図』復刻版
(姫路菱海堂 1969 1マイ47*44cm)
昭和12年(同出版)の影印復刻 底本:『姫路近傍之古地図』(万延元年 庭山武正による写本) 原図:文明以降天正以前之古地図(作者不詳)
⑥『姫路古地図 姫路付近之古地図』
(姫路菱海堂 1937 1枚35×48cm)
底本:『姫路近傍之古地図』(万延元年 庭山武正による写本) 原図:文明以降天正以前之古地図(作者不詳)
⑦『姫路近傍之古地図』(日慧/写1枚40×52cm)
コピー版:元本は古文書コーナー底本:万延元年、庭山武正による写本 原図:文明以降天正以前之古地図(作者不詳)
昭和4年姫路市水道部による加筆あり
⑧『姫路紀要』(姫路紀要編纂会編,姫路紀要編纂会, 1912)
巻末に「天正古図」あり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 近畿地方 (216 8版)
- 日本 (291 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 市川
- 船場川
- 血の池
- 青見川
- 古地図
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000109488