レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20111201
- 登録日時
- 2012/01/31 02:01
- 更新日時
- 2012/02/02 11:40
- 管理番号
- B2011口頭1201
- 質問
-
解決
フィゾスチグミンの毒性を知りたい。
- 回答
-
フィゾスチグミンの毒性について調べることのできる資料は以下のとおりです(【 】内は当館請求記号です)。
●『The Dictionary of substances and their effects』(Royal Society of Chemistry 1999 【SD2-A38】)
vol.6, pp.360-361に、フィゾスチグミン(physostigmine)の哺乳類・鳥類への毒性データ(Mammalian & avian toxicity)等を掲載しています。
●『Sittig's handbook of toxic and hazardous chemicals and carcinogens』(William Andrew 2008 【SD2-B27】)
vol.2, pp.2056-2058にフィゾスチグミン(Physostigmine)を掲載しており、有害データ(Harmful Effects and Symptoms)の項目(pp.2057-2058)に人の致死量等を記載しています。
●『Handbook of analytical toxicology』(Chemical Rubber Co. 1969 【SD74-11】)
「TABLE 1. Drugs-Physical, Toxicological and Analytical Data」(pp.2-123)では、薬の名称のアルファベット順に、CAS番号、溶解性、LD50などを表にまとめています。
pp.94-95にフィゾスチグミン(Physostigmine)を掲載しており、マウスの致死量等を記載しています。
●Reaxys(当館契約データベース:館内限定)
substances and propertiesから名称、CAS番号等を入力して検索すると、物性値や利用例などを調べられます。
「physostigmine」の検索結果から「Bioactivity/Ecotox」をクリックすると、生態毒性データに関する文献の測定値、書誌事項などが表示されます。
●TOXNET(http://toxnet.nlm.nih.gov)
米国国立医学図書館(National Library of Medicine;NLM)が無料で公開している毒物学、有害化学物質、環境衛生、有毒物質に関するデータベースです。
NLMが提供する毒物、環境問題、化学物質リスク等に関するデータベース14種類を横断検索します。
physostigmineをキーワードに検索すると、この中のChemIDplusというデータベースでヒットし、毒性(Toxicity)の項目に人や動物のLD50等を掲載しています。
調査済資料
・『化学物質毒性ハンドブック』(丸善 1999-2000 【SD2-G49】)
・『化学物質毒性ハンドブック. 臨床編 第1巻』(丸善 2002.12 【SD2-H7】)
・『化学物質毒性ハンドブック. 臨床編第2巻』(丸善 2003.1 【SD2-H9】)
・『人用医薬品物理・化学的情報集』(技報堂出版 2005.11 【PA2-H60】)
・『急性中毒情報ファイル』(第4版 廣川書店 2008.1 【SD74-J2】)
・『Encyclopedia of toxicology』(2nd ed. Elsevier 2005 【SD2-B14】)
・『Comprehensive toxicology』(1st ed. Pergamon 1997 【SD74-A108】)
・『Meyler's side effects of drugs』(15th ed. Elsevier 2006 【SD2-B18】)
インターネット・データベースの最終アクセス日は、2011年11月11日です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 薬学 (499)
- 参考資料
- キーワード
-
- フィゾスチグミン
- physostigmine
- エゼリン
- eserine
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000100863