広域の地盤なら『土地分類基本調査 岡山南部』・『岡山県地盤図』(いずれも当館になし)、『新編日本の活断層』などがあるが、個人の家という小さい単位までは対応できない。同じく『岡山の住宅地盤データベース』(岩永開発㈱技術研究所、1998年)に、県南部の地区別地盤診断データがある。県南をメッシュに切り地盤特性及びいくつかの被害歴を視覚的に紹介して、住宅を建てる際の参考にして欲しいとのこと。ただし、メッシュ内における代表データによるため実際に家を建てる場合には本調査を推奨するとのこと。そこで、インターネットで「家の地盤を調べたい」で検索してみると、以下のような方法があることがわかった。①建築会社を通じて造成会社まで遡って図面を請求する。②管轄の行政の建築指導課に行って資料を見せてもらう。そこで、倉敷市の建築指導課に聞いてみると、個人の家の地盤が分かる資料はないとのこと。調べ方について聞いてみると、通常「個人で業者に依頼」することになるとのことであった。なお、以下参考までに記しておく。管轄の法務局にある『旧土地台帳』を閲覧すれば、個々の地番単位で、明治初年ごろから昭和20年代頃までの持主や地目の変遷(田、畑、宅地、山林など)・事由などがわかる。