特別コレクション詳細
- 登録日時
- 2007/11/17 09:56
- 更新日時
- 2007/11/17 10:29
- 管理番号
- 0000-002
- コレクション名
- 鶴田卓池文庫
- コレクション名ヨミ
- ツルタタクチブンコ
- 内容
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江戸時代後期、岡崎の俳人として名をなした鶴田卓池(1768~1846)に関する文庫です。卓池は岡崎菅生(すごう)の紺屋に生まれ、俳諧を名古屋の加藤暁台(きょうたい)・井上士朗(しろう)に師事し、青々処(せいせいしょ)・藍叟(らんそう)などと号しました。79歳で亡くなるまで多数の門人をかかえて、この地方の俳壇の中心的存在として重きをなしました。また、卓池は画を石川貫河堂(かんがどう)に学び、独特の俳画の世界を達成し、遺品も数多く残されています。菅生の満性寺に墓があります。
この文庫は、卓池ゆかりのかたがた(松下房江・鶴田通康・鈴木茂生の各氏)から、その所蔵されていた資料を当館に寄贈ないし寄託されたものが中心となって生まれた文庫です。書籍・短冊・軸物・粉本・屏風などが265点あり、なかには「紙本著色鶴田卓池自画像一幅」、「奥羽記(紀)行」、「旅中日記」、「西遊日記」などの市指定有形文化財もふくまれています。貴重な資料ですので、岡崎市美術博物館の収蔵庫に保管してあります。 これらは、江戸時代の岡崎地方の文化、とりわけ俳諧史研究のためには欠くことのできない重要資料です。
- 来歴
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昭和59年11月、松下房枝氏より、「奥羽記(紀)行」、「旅中日記」、「西遊日記」他15冊の寄託を受けました。これが縁となって、昭和61年4月に、鶴田卓池5代目の後裔にあたる鶴田通康氏より、伝来資料240余点の寄贈を受けました。さらに、同年5月には、鈴木茂生氏より「紙本著色鶴田卓池自画像」一幅と「卓池四季句賛梅松図二曲屏風」一隻の寄贈を受け、昭和62年3月、これらをあわせて「鶴田卓池文庫」を開設しました。
- 利用条件
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どなたでもご覧いただけますが、館内閲覧のみです。
- 目録等
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鶴田卓池関係資料目録(岡崎市立図書館編・刊 1987年 A913ツ)
- 紹介文献
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図書館雑誌 2007.11 「ウチの図書館お宝紹介!」P754~755
- 所蔵点数
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約270点
- 継続
- 無
- NDC
- キーワード
- 備考
- コレクションID
- 3000000671