レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年11月08日
- 登録日時
- 2021/02/09 17:19
- 更新日時
- 2021/02/09 17:19
- 管理番号
- 0000001795
- 質問
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未解決
南越前町八飯にある観音堂の縁起が掲載された文献がみたい。
- 回答
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質問の観音堂に関する縁起が掲載された資料は、確認できませんでした。
簡易な由緒を述べたものは以下の通り。
・日本歴史地名大系 第18巻. 平凡社, 1981.9【H290/H23/1C】:p495;
に「観音堂があり…「帰雁記」に「八飯といふ所に子安の観音を安置せり、此里の者むかしより今に至るまで難産といふ事なし…」と記す」とあり。
・今庄町誌編さん委員会∥編. 福井県今庄町誌. 今庄町, 1979.4【H245/I/1A】:p1223~12224;
に「往古は比叡山無動寺末。養老元年泰澄大師の創建と伝えられる。本尊の聖観音菩薩像は智證大師の作といわれ、また子安観音も奉祀されている…」とある。
・福井県南条郡教育会∥編. 福井県南条郡誌. 名著出版, 1972.7【H245/N/2B】:p1341;1347
の観音堂の項目には「越前名蹟考」を引用しており、また親子畑清水の項目には「古今類聚越前国誌」「帰雁記」を引用している。
・杉原丈夫∥共編 松原信之∥共編. 越前若狭地誌叢書 上巻. 松見文庫, 1971.9【H290/E2/1D】:p69,261,471,545;
「越前地理指南(絵図記)」には「子安之観音堂」の項に「御手洗アリ 親子畠の清水と云 婦人懐妊の時此水を飲は平産安穏也 是故昔より当村の婦人終ニ難産んし 他国遠境よりも此水を求るの由」
「帰雁記」には「八飯といふ所に子安の観音を安置せり。此里の者むかしより今に至るまで難産といふ事なし。親子畠の清水とて御手洗あり。それを他国迄も汲はこびて、産女の薬の水とするなり」
「越藩拾遺録」には「南条郡八飯村観音堂 養老二年開基。智澄大師ノ作仏あり」
「南越温故集」には「南条郡八飯村観音 智澄大師ノ作。養老二年開基」とあり。
・井上翼章∥著 杉原丈夫∥編. 新訂越前国名蹟考. 松見文庫, 1980.10【H291/I/3A】:p150~151;
に「観音堂」「正観音」の項あり。「絵図記」や「帰雁記」の引用はあるが、縁起の引用転載はなし。
・有馬誉純∥編 杉原丈夫∥校訂. 古今類聚越前国誌. 歴史図書社, 1973.6【H291/K2/1A】:p37;
の「親子畑泉」の項に「今庄駅の南八飯村観音の境内に在、名勝記に八飯村の婦人孕むことあれば、此水を呑に必ず平産すと云」とあり。
・杉原丈夫∥編. 越前若狭の伝説. 松見文庫, 1970.2【H388/E/1A】:p598;
の「子安観音」の項は「越前国絵図記」「帰雁記」を典拠とした記載。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 仏会 (186 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000293659