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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
宮城県図書館 (2110032)管理番号
(Control number)
MYG-REF-200100
事例作成日
(Creation date)
2021/01/28登録日時
(Registration date)
2021年02月06日 00時30分更新日時
(Last update)
2021年02月06日 00時30分
質問
(Question)
明治時代,常磐線が宮城県内に敷設された経緯について知りたい。また,同時期の仙台市における工業についても知りたい。
回答
(Answer)
1 宮城県内における常磐線の敷設について
下記資料1-3に関係する記述がありました。(【  】は当館請求記号です。)
資料1 宮城県史編纂委員会編『宮城県史5』宮城県史刊行会, 1960【K201/ミ1/5】
pp.664-666「常磐線」の項
「明治二十一年(一八八八)一月,東北本線小山駅と常磐線水戸駅を結ぶ水戸鉄道四一マイル四五(六六.七キロメートル)が,川崎八郎右衛門ほか三名の発起で完成した。この鉄道ができると福島県の東南部菊田・磐前・磐城の郡長白井達平は,管内から産する石炭輸送のために,水戸-平間に鉄道を敷かねばならぬと主張し,(後略)」

資料2 岩沼市史編纂委員会編『岩沼市史』岩沼市, 1984.1【K221.1/イ2】
pp.729-734.「3 常磐線の開通」の項
「明治二十一年,上野-水戸間を結ぶ水戸鉄道が完成したが,福島県の磐城地方では,同地より産する石炭輸送のために水戸-平間に鉄道敷設の請願を出していた。/(中略)宮城県の松本儀三郎,武田吉平(いずれも亘理郡選出の県議)亘理郡町村長,福島県下の各郡有志が呼応して常磐鉄道期成同盟会を結成し,同年〔明治25年〕十一月請願書を議会に提出した。この気運を見た有志は旧日本鉄道(株)に敷設運動を行い,明治二十七年六月,磐城線(水戸より平を経て岩沼に至る線)が加えられた。/翌二十八年二月工事が着工され,満二年を経て三十年二月水戸-平間が,同年八月平-久ノ浜間,同年十一月中村-岩沼間が開通した。(中略)中村に達した鉄道はさらに南にのびて,原町まで通じたのは明治三十一年四月,同年五月には原町-小高間が,同年八月小高-久ノ浜間が完成して全通した。」

資料3 荻原孝範写真,ジェー・アール・アール解説『東北本線・常磐線』山と渓谷社, 1984【K686/ト1】
p.7「東京から水戸への最初のルートは,日本鉄道の小山から分岐する水戸鉄道で,明治22年1月16日に開業した。これに接続する形で,磐城線(水戸-平-岩沼)と土浦線(田端-土浦-友部)が日本鉄道によって計画された。(中略)岩沼のほうからは30年11月10日に中村(現・相馬)へ,翌31年4月3日には原ノ町へ,同5月11日には小高へと延び,同8月23日に久ノ浜-小高がつながった。」

また,常磐線が岩沼まで敷設されるに至った背景に関しては,下記資料に記述がありました。
資料4 青木栄一「常磐線 ―その歴史と地理―」 『鉄道ピクトリアル』55(3), pp.10-19.【P686/テ】
p.12「4. 常磐炭田の石炭輸送と鉄道建設」の項
「1892(明治25)に成立した鉄道敷設法では,常磐線の名称で『茨城県下水戸ヨリ福島県下平ヲ経テ宮城県下岩沼ニ至ル鉄道』が予定線に掲げられていた。このルートが予定線に掲げられたのは,単に常磐炭田の石炭輸送のためだけでなく,日本の幹線鉄道ルートとして重要視されたからであろう。」

2 明治前~中期の仙台市における工業について
下記の資料5-6に,以下の記述がありましたのでご紹介します。
資料5 仙台市史編纂委員会編『仙台市史 第1巻』万葉堂書店, 1974【K225/セ1-5/1】
pp.523-524に,明治三十年の県統計書に挙げられた仙台市内の工場の一覧表が掲載されています。
それによると,工場数は25あり,種類の内訳は木綿織17,絹織5,活版印刷2,綿糸紡績1となっており,「また三十年の統計にみられるように,市内の『工場』の大多數は,人力による零細な木綿織『工場』である。」(p.526)との記述があります。

資料6 仙台市史編さん委員会編『仙台市史 通史編6』仙台市, 2008【K225/セ1-13/6】
p.194「明治のはじめにおける仙台の工業生産は,『親方』とよばれる職人を中心とした手工業が主であった。(中略)現仙台市域の場合,本格的な機械制工業とみなされるものは,一八八三年(明治一六)開業の宮城紡績会社と一九〇五年(明治三八)開業の片倉組仙台製糸所ぐらいであった。」
また,p.195に,「1884年(明治17)当時の現仙台市域に所在する工業とその職工数」との表が掲載されています。
それによると,工場数は20あり,種類の内訳は木綿織物9,絹織物7,綿糸1,真田織1,紙1,農具1となっています。
また,こちらには動力の種類も挙げられており,総数20のうち人力18,蒸気力1,水車力1となっています。
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
鉄道運輸  (686 9版)
参考資料
(Reference materials)
宮城県史編纂委員会/編. 宮城県史 5. 宮城県史刊行会, 1960【K201/ミ1/5】:
岩沼市史編纂委員会/編. 岩沼市史. 岩沼市, 1984.1【K221.1/イ2】:
荻原 孝範/写真 ジェ-・ア-ル・ア-ル/解説. 東北本線・常磐線. 山と渓谷社, 1984【K686/ト1】:
鉄道図書刊行会. 鉄道ピクトリアル 55(3). , 2005.3【P686/テ】:
仙台市史編纂委員会/編. 仙台市史 第1巻. 万葉堂書店, 1974【K225/セ1-5/1】:
仙台市史編さん委員会/編. 仙台市史 通史編6. 仙台市, 2008.3【K225/セ1-13/6】:
キーワード
(Keywords)
鉄道-- 宮城県 -- 歴史
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
郷土
質問者区分
(Category of questioner)
社会人
登録番号
(Registration number)
1000293507解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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