レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/11/23
- 登録日時
- 2021/02/03 00:30
- 更新日時
- 2021/02/04 11:23
- 管理番号
- 所沢狭山-2020-010
- 質問
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解決
外国では蜂にニュースを知らせる風習があると聞いたことがあるが、それについて書かれている本を探している。
- 回答
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「蜂にニュースを知らせる風習がある」とのことでしたが、「家庭に起こった重大な事件を蜜蜂に知らせる」のことだと終われます。
以下の資料に記載があります。
〇『虫の文化誌』 小西正泰/著 朝日新聞社 1992年
〇『ミツバチの文化史』 渡辺孝/著 筑摩書房 1994年
〇『ミツバチと文明』 クレア・プレストン/著 草思社 2020年
〇『世界昆虫神話』 篠田知和基/著 八坂書房 2018年
〇『ものがたりの余白』 ミヒャエル・エンデ/[著] 岩波書店 2000年
〇『世界のミツバチ・ハナバチ百科図鑑』 ノア・ウィルソン=リッチ/著 河出書房新社 2015年
〇『英語迷信・俗信事典』 I・オウピー/編 大修館書店 1994年
- 回答プロセス
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1.所蔵資料の内容確認
〇『虫の文化誌』 小西正泰/著 朝日新聞社 1992年
p.94~95 「ヨーロッパでは、ミツバチは飼い主の家族と同じような地位を与えられている。だから、その家庭に起こった重大な事件は、ミツバチたちにも報告しなくてはならない。」などの記載があります。
〇『ミツバチの文化史』 渡辺孝/著 筑摩書房 1994年
p.215 「ドイツの田舎ではごく最近まで、農家の主人が亡くなると、ミツバチの巣箱を一つ一つ叩いて家長の死を告げ、未亡人はミツバチに向かって『ミツバチさん、主人は死んだけれども、困っている私を見捨てないでおくれ』とお願いする風習があったようである」と記載があります。
〇『ミツバチと文明』 クレア・プレストン/著 草思社 2020年
p.152~153 「伝承の中のミツバチ」の章に記載があります。
〇『世界昆虫神話』 篠田知和基/著 八坂書房 2018年
p.52 「蜜蜂と蜂蜜」の項に記載があります。
〇『ものがたりの余白』 ミヒャエル・エンデ/[著] 岩波書店 2000年
p.226 「蜂の巣箱へ行き、蜂の群れに、主人は死んだ、と呼びかけた。そう告げたのでした。昔はそうしたものでした。」と記載があります。
〇『世界のミツバチ・ハナバチ百科図鑑』 ノア・ウィルソン=リッチ/著 河出書房新社 2015年
p.99 「養蜂家が亡くなると、その人が飼っていたハチの巣箱に黒い布をかける伝統がある。」と記載があります。
2.記載のなかった資料
×『図説世界シンボル事典』 ハンス・ビーダーマン/著 八坂書房 2000年
×『中国 虫の奇聞録』 瀬川千秋/著 大修館書店 2016年
×『写録ニホンミツバチ』 藤井英美/作 新樹社 2019年
×『ミツバチの不思議』 カール・フォン・フリッシュ/著 法政大学出版局 1986年
×『蜜蜂の生活』 M.メーテルリンク/著 工作舎 2000年
3.後日調査による追加事項
〇『英語迷信・俗信事典』 I・オウピー/編 大修館書店 1994年
p.430~431 「ミツバチ[~に向かって知らせを告げる]」の項目あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 昆虫類 (486 9版)
- 家禽 (646 9版)
- 神話.神話学 (164 9版)
- 参考資料
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- 虫の文化誌 小西正泰/著 朝日新聞社 1992.3 486.04 4-02-259546-9
- ミツバチの文化史 渡辺孝/著 筑摩書房 1994.5 486.7 4-480-85666-8
- ミツバチと文明 クレア・プレストン/著 草思社 2020.9 646.9 978-4-7942-2471-2
- 世界昆虫神話 篠田知和基/著 八坂書房 2018.5 164 978-4-89694-250-7
- ものがたりの余白 ミヒャエル・エンデ/[著] 岩波書店 2000.2 940.278 4-00-025288-7
- 世界のミツバチ・ハナバチ百科図鑑 ノア・ウィルソン=リッチ/著 河出書房新社 2015.6 486.7 978-4-309-25321-3
- 英語迷信・俗信事典 I・オウピー/編 大修館書店 1994.8 387.9 4-469-01241-6
- キーワード
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- 蜂
- 伝承
- 風習
- ミツバチ
- 養蜂
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000293422