レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/9/14
- 登録日時
- 2019/12/17 00:30
- 更新日時
- 2019/12/22 12:54
- 管理番号
- 葛中-2019039
- 質問
-
解決
葛飾区に以前存在した上千葉町、下千葉町という地名は現在どこに当たるか。また、双葉とも呼ばれると聞いたがその由来も知りたい。
- 回答
-
『角川日本地名大辞典巻13東京都』の「下千葉」「上千葉」の項にそれぞれの近世から近代にかけての変遷が記されています。『増補葛飾区史 上巻』の第10章「行政区画の変遷」の第7節「葛飾区の誕生と町界町の整理」及び第8節「住居表示」や「地名の由来」の各項目にもそれぞれの説明があります。
上千葉町は、現在の堀切6~7丁目、東堀切2丁目、小菅3丁目、お花茶屋1~3丁目、堀切8丁目、東堀切3丁目、西亀有1~3丁目、小菅4丁目。下千葉町は、現在の小菅2~3丁目、東堀切1~2丁目、お花茶屋1丁目にあたります。
『かつしかの地名と歴史』には、古代から現代までの葛飾区所属変遷表が示されていて、葛飾区全体の過去の地名を一覧することができます。この地域が「双葉」というその呼び名の由来は『葛飾区立双葉中学校創立60周年記念誌』に記されています。「昭和25年当時、学区域が上千葉町、下千葉町に跨(またが)っていた事もあって、両方の葉をとり双葉としたもの」とあり「上千葉、下千葉が合併してできた地名に双葉が使われている」ことがわかります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本 (291 9版)
- 参考資料
-
-
1 『角川日本地名大辞典 13 東京都』「角川日本地名大辞典」編纂委員会編 角川書店 1978,p.215,p.366
2 『葛飾区史 増補 上巻』葛飾区役所/編 1985,p.1081, p.1131-1132
3 『かつしかの地名と歴史』葛飾区郷土と天文の博物館/編 葛飾区郷土と天文の博物館 2005,p.6-7
4 『双葉中学校創立60周年記念誌-葛飾区立双葉中学校-2007』創立60周年実行委員/編 葛飾区立双葉中学校 2007,p.1-2
-
1 『角川日本地名大辞典 13 東京都』「角川日本地名大辞典」編纂委員会編 角川書店 1978,p.215,p.366
- キーワード
-
- 地名,下千葉町,上千葉町,双葉
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000270794