『日本大百科全書 15』によると、地久節とは、
”皇后誕生日の旧称。老子の「天長地久」による語で、天皇誕生日の旧称である天長節に対する名称である。
明治の初めごろから宮中では儀式が行われていたが、明治二〇年代に、地久節を奉祝すべきとの世論が高まり、女学校では学業を休んで奉祝式を催すようになった。以来昭和に至るまで続いた。
(中略)第二次世界大戦後、天皇の人間宣言に伴い、天長節が天皇誕生日と改称されるとともに地久節の名称もなくなり、単に皇后誕生日として、皇居内で家族的な祝儀が行われるだけとなった。” とある(p.185-186)。
図書館資料の「唱歌集」などでは該当の歌は見つからず。
Googleで「地久節 歌詞」で検索したところ、「うたごえサークルおけら」のサイトに歌詞が2種類(作者不詳の歌と作詞者 税所敦子)出てきた。
同じ検索結果一覧に国会デジタルの「祝祭日唱歌集:附・祝祭日略解並勅語字解」という項目があり、開いてみると税所敦子作詞のほうの歌詞が収録されていた。
利用者には国会デジタルのほうの歌詞のコピーを提供し、ほかに一般のサイトで確証はないが作者不詳の歌があったとご案内し、画面を見てもらった。