レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年11月1日
- 登録日時
- 2019/11/01 16:30
- 更新日時
- 2020/10/02 13:13
- 管理番号
- 相大-R1-016
- 質問
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解決
福島県二本松城跡に製糸工場ができた経緯を知りたい。
- 回答
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前橋製糸所設立を担当した速水賢曹の指導のもと、広く平らな土地として二本松城址が適当とされた。安斉宇兵衛、小野市兵衛等が政府に二本松城址の土地払い下げを願い出、明治6年払い下げを受け、製糸工場が設置された。
- 回答プロセス
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・福島県の歴史、明治初期の歴史関連の棚で資料を探す。
『福島県の歴史 第2版』 丸井佳寿子/(他)著 山川出版社 2009 【s29885944 212.6】
p274 二本松製糸工場の設立についての記述はあるが、城址にできた経緯については無し。
『明治大正人物事典 1 政治・軍事・産業篇』 日外アソシエーツ 2011 【s29889912 R281】
p643 “山田脩(おさむ)”の項(上記資料より)に、製糸工場の設立については記述があるが、場所については無し。
『明治時代史大辞典 3』 宮地正人/編 佐藤能丸/編 櫻井良樹/編 吉川弘文館 2013
【s30933089 R210.6】
p84 “二本松製糸会社”の項あり。速水賢曹の指導により設置場所を決めたとあり。
・神奈川県立図書館OPACにて“福島県史”“二本松市史”を検索する。下記資料を神奈川県立図書館より取寄せる。
『福島県史 12 近代資料編』 福島県 1966
p188 「安達郡の製紙業」についての資料で、山田脩の双松館の創業履歴はあるが、二本松製糸会社については無し。
p338 (三二)(1)「二本松製糸会社創業以来之手続並利害損失取調」あり。安斉宇兵衛、小野市兵衛等が旧城址の払下げを願い出たとあり。
『福島県史 4 近代1』 福島県 1971
p268 二本松製糸工場についての記述あり。「二本松藩旧城地を明示6年に払下げをうけ」とあり。城址跡地になった経緯は無し。
『二本松市史 2 近代現代』 二本松市 2002
p83-86「第5節 二本松製糸工場」の項あり。「工場は旧二本松藩城跡地を払下げをうけ、荒れ蕪地を開墾し」とあり。城址跡地になった経緯は無し。
注:【 】は自館の資料コードと請求記号
- 事前調査事項
- NDC
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- 東北地方 (212 9版)
- 参考資料
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- 『福島県の歴史 第2版』 丸井佳寿子/(他)著 山川出版社 2009
- 『明治大正人物事典 1 政治・軍事・産業篇』 日外アソシエーツ 2011
- 『明治時代史大辞典 3』 宮地正人/編 佐藤能丸/編 櫻井良樹/編 吉川弘文館 2013
- 『福島県史 12 近代資料編』 福島県 1966
- 『福島県史 4 近代1』 福島県 1971
- 『二本松市史 2 近代現代』 二本松市 2002
- キーワード
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- 二本松城址
- 二本松製糸工場
- 二本松製糸会社
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000263316