レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20190411
- 登録日時
- 2019/10/29 00:30
- 更新日時
- 2021/02/25 10:43
- 管理番号
- 中央-2019-02
- 質問
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解決
宮中行事の講書始について、昭和年代の進講者が知りたい。
宮内庁のホームページには平成のデータしか掲載されていなかった。
- 回答
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「講書始の儀」の進講者名は、官報に掲載されている。
都立図書館で提供している「官報情報検索サービス」(東京官書普及)を昭和期に限って<講書始>のキーワードで検索すると、1948(昭和23)年から1988(昭和63)年までの「講書始の儀」の記事がヒットする。
例えば、『官報』1988(昭和63)年1月12日本紙(第18266号)の「皇室事項」欄には、「(前略)東京大学名誉教授鈴木敬は「日本に伝存した中国画の一断面と日本絵画」、大阪大学名誉教授関集三は「『水』-この特異な分子集合体」、東京大学名誉教授有馬啓は「発酵学の研究」について進講した。」とある。
これ以前については、「国立国会図書館デジタルコレクション」(国立国会図書館)で検索し、インターネット上で閲覧することができる。
トップページにある「官報」のアイコンを選択し、遷移したページの左方にある絞り込みの検索窓に<講書始>と入力して検索すると、1887(明治20)年から1951(昭和26)年までの「御講書始」及び「講書始の儀」の記事がヒットする。ただし、途中ヒットしない年もいくつかある。
なお、「国立国会図書館デジタルコレクション」の『官報』1951(昭和26)年12月20日によると、昭和27年は大喪中のため、また宮内庁のホームページによると、1989(昭和64)年は、昭和天皇崩御のため行われなかった。
・国立国会図書館デジタルコレクション(国立国会図書館)
http://dl.ndl.go.jp/
・宮内庁ホーム>皇室に伝わる文化>講書始>講書始の儀におけるご進講者及びご進講題目一覧(平成元年以降)
http://www.kunaicho.go.jp/culture/kosyo/kosho01.html
このほか、新聞に掲載されている場合もある。
例えば、『朝日新聞』の記事検索ができる「聞蔵(きくぞう)IIビジュアル」の「朝日新聞縮刷版1879~1999」タブをキーワード<講書始>で検索すると、252件の記事がヒットする。
(インターネット、データベース等への最終アクセス日:2019年8月24日)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000263073