1 以下の資料を紹介。
・『神社祭式同行事作法解説』(神社新報社,1997年刊)p125-141「大祭式(神幸)」
「神幸の儀」「還幸の儀」それぞれについて手順等を解説。文中には準備する物等も記載。難読漢字にはよみがながあり。
表「神幸の列次」は、神輿を中心とした前陣、後陣を簡単に示したもの(p133)
・『神職寳鑑』(半井真澄著 臨川書店,2007年刊(復刻第3版))
祭祀全般について文章と図で解説したもの。装飾品、祭器、楽器など、さまざまな神具が図で紹介されている(フリガナあり)。
(編者の半井真澄は明治から大正にかけて京都の神社行政に携わり、護王神社などの宮司をつとめた人物)
・『官国幣社特殊神事総覧』(神祇院編 国書刊行会,1978年刊)
昭和13年にまとめられた『官国幣社特殊神事調』全4巻を合冊復刻したもの。p62-76に氷川神社(埼玉県)の神幸祭が紹介されており、「渡御行列」の項に、神輿を含む行列の並び順が示されている。
なお、氷川神社の神幸祭は下記でも紹介されている。
・『雑祭式実例類纂』(平岡好道著 第一書房,1986年刊(昭和14年刊の復刻))
氷川神社の神幸祭が紹介されており、「行列」の項に並び順が示されている。(p281-282)
上2冊は、国立国会図書館デジタル化資料送信サービスでも閲覧できる(参加館限定)。
2 用語集は見つからなかったので、祭祀に関する日本各地の言葉をまとめた図書等を参考として紹介。
・『分類祭祀習俗語彙』(柳田国男ほか著 角川書店,1963年刊)
祭の総称、祭場、神幸などの部門別にカタカナで示し、出典の地名や意味を記載。
・『知識ゼロからの神社と祭り入門』(瓜生中著 幻冬舎,2003年刊)
祭事の基礎知識等を初心者向けにまとめたもの。用語解説はないが、基礎的な内容を知ることができる。
・『新神社祭式行事作法教本』(沼部春友著 戎光祥出版,2011年刊)
神事の際の作法を解説。難読漢字にはふりがなあり。