レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20190527
- 登録日時
- 2019/06/04 00:30
- 更新日時
- 2019/09/25 11:59
- 管理番号
- 0401000838
- 質問
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『日本野球創世記』には、『熊本の体力』という本からの引用として「熊本で日本最初の野球が行われたという人もいる。明治四年ジェーンズという退役軍人の教師がやって来た。彼がはたしてアメリカからグラブやバット、ボールなどをかかえてきたかどうかははっきりしない。・・・・・・野球の手ほどきをしたかも知れない・・・・・・想像はできる」という記述がある。
この記述が何ページに載っているか知りたい。また、記事の初出日時および媒体(同書は昭和39年1月から足かけ3年、熊本の新聞の夕刊で連載されたものをまとめた本だとのこと)と、その記事を書いた人物も記載されていたら教えてほしい。
また、間の・・・・・・の部分が中略であれば、元の文章を教えてほしい。
- 回答
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熊本日日新聞社/編『熊本の体力 郷土スポーツの歩み』P40、下段、13行目に該当の記述がある。
タイトルは「ベースボール誕生 野球の元祖 草分けは徳富蘇峰ら?」となっている。(表紙題字は伊豆富人氏)
また、序にて企画取材に当たった記者が、社会部の長谷川孝道、富岡淳一郎、内尾亨の3記者であると、伊豆富人氏が語っている。
自館未登録資料の『新聞切抜き スポーツ(昭和39年)』より、該当記事が昭和39年5月2日とわかった。
夕刊3面に、「熊本の体力 郷土スポーツのあゆみ 第二部(27) 明治のころ(24)<ベースボール誕生1>「打たれるほど好投手 草分けは徳富蘇峰ら?」」の記事が確認できた。
記事の執筆者の情報はない。「熊本の体力」の題字は宇土虎雄氏によるものである。
元の文章については、『熊本の体力』P40下段13行目~23行目までを引用する。
〔 “野球の草分け”についてはいろんな説があるが、熊本で日本最初の野球が行われたという人もいる。
明治四年、熊本城内に創立された熊本洋学校にアメリカからジェインズという退役軍人の教師がやってきた。彼がはたしてアメリカからグラブやバット、ボールなどをかかえてきたかどうかははっきりしない。しかし放課後、生徒たちに、アメリカで流行しているスポーツだといって、野球の手ほどきをしたかもしれない……との想像はできる。そのころの生徒は徳富蘇峰、浮田和民、海老名弾正、金森通倫といったそうそうたる顔ぶれ。
もしかしたら、彼らが日本野球の草分けだったかもしれない……というわけだ。〕(原文ママ)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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『日本野球創世記』
『正岡子規 ベースボールに賭けたその生涯』
- NDC
- 参考資料
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- 熊本の体力,熊本日日新聞社/編,熊本日日新聞社,1967. (P40|0111817441|C/780/ク/)
- キーワード
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- 熊本の体力
- 新聞切抜き
- スポーツ
- 野球
- ベースボール
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000256779