レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20190613
- 登録日時
- 2019/05/28 11:24
- 更新日時
- 2021/05/06 11:24
- 管理番号
- R00-284
- 質問
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解決
クープランのピアノ譜で、全音符に長いスラーやタイのような記号が付されているのを見た。名称と意味を知りたい。
- 回答
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ニューグローヴ世界音楽大事典では「プレリュード・ノン・ムジュレ」、Grove Music Online (Oxford Music Online)では「prelude non mesure」の項目に説明がある。
- 回答プロセス
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1.実際の楽譜を確認。
曲はルイ・クープランLouis Couperinの《Prélude à l'imitation de Mr. Froberger》
2.ニューグローヴ世界音楽大事典の「ルイ・クープラン」の項目を確認。
「・・・プレリュードと見なされる16曲のうちの12曲は、小節線なしのプレリュードである。・・・」の記述があったが、名称は記載されていなかった。
3.Grove Music Online (Oxford Music Online)の 「Louis Couperin」の項目を確認。
内容は2の日本語版と同じだが、「preludes non mesures」とイタリックで名称の記述があった。
4.ニューグローヴ世界音楽大事典「プレリュード・ノン・ムジュレ」の項目を確認。
「17世紀のクラヴサンのためのプレリュードのなかで、通常のリズム、拍子の指示を持たない楽曲を特に指す用語」と定義されている。また説明の中に、「ルイ・クープランの創案した非計量的記譜法は、基本的に一連のスラーのついた全音符から成っている。」との記載。
Grove Music Online (Oxford Music Online)の「prelude non mesure」の項目も同様の説明あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 楽器.器楽 (763 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- ルイ・クープラン Louis Couperin
- プレリュード・ノン・ムジュレ prelude non mesure
- 楽譜
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000256428