レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年12月10日
- 登録日時
- 2019/02/21 14:00
- 更新日時
- 2019/05/29 16:08
- 管理番号
- 埼熊-2018-093
- 質問
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解決
二荒山神社の社務職を務めたという藤原宗円の子孫が、同神社に残っているのか知りたい。
- 回答
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以下の資料を紹介した。
『宇都宮郷土史』(徳田浩淳著 大和学芸図書 1979)
p19-20「ついで康平六年(一〇六三)二月には、藤原宗円が宇都宮社務職(神社の妻子を司る。昔は祭政一致の政治で城主が神官を兼ねた)となり、引きつづき、代々の城主が大明神の社務職に就任していた。(中略)慶長十年、家康は宇都宮城主、奥平大膳大夫及び幕臣、伊奈備前守忠次に命じて社殿を改造させた。この頃から二荒山神社の神主は宇都宮氏の苗裔に当る中里一正が任じられ、市正は神領のうち五百石(一説には百ともいう)を賜わり代々二里山(今の県庁の敷地)に居住し明治維新まで継続した。」とあり。
『栃木県の地名』(平凡社地方資料センター編 平凡社 1988)
p397-399「二荒山神社」
宗円、宇都宮氏と宇都宮社務職についての記述あり。
『事典神社の歴史と祭り』(岡田莊司[ほか]編 吉川弘文館 2013)
p177-180「二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)日光 二荒山神社(ふたあらやまじんじゃ)宇都宮」
宇都宮氏と二荒山神社の社務職についての記述あり。
- 回答プロセス
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1 参考図書で〈二荒山神社〉を確認する。
2 下野国、栃木県に関する資料を確認する。
『下野・宇都宮一族』(七宮涬三著 人物往来社 2006)
p9、11 宇都宮一族の家祖宗円についての記述あり。
『下野宇都宮氏 シリーズ・中世関東武士の研究 第4巻』(江田郁夫編著 戎光祥出版 2011)
p402「宇都宮氏系図」あり。宗円の子孫「朝綱」に「寿永三年五ノ廿四宇都宮社務職」とあり。
『栃木県の歴史散歩 歴史散歩 9』(栃木県歴史散歩編集委員会編 山川出版社 2007)
p4「二荒の社~宇都宮城址へ」
藤原宗円(関白藤原道兼の曾孫)と宇都宮氏の記述あり。
『神道大系 神社編 25 上野・下野国』(神道大系編纂会 1992)
「下野国」〔「下野国誌 三之巻 神祗鎮座」〕
p14「二荒山(フタラヤマノ)神社 大明神」の記述あり。
〈その他確認済み資料〉
『宇都宮市史 第6巻 近世通史編』(宇都宮市 1982)
- 事前調査事項
- NDC
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- 関東地方 (213 9版)
- 参考資料
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- 『宇都宮郷土史』(徳田浩淳著 大和学芸図書 1979)
- 『栃木県の地名』(平凡社地方資料センター編 平凡社 1988)
- 『事典神社の歴史と祭り』(岡田莊司[ほか]編 吉川弘文館 2013) , ISBN 9784642080859
- キーワード
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- 二荒山神社 (宇都宮市)
- 藤原 宗円(フジワラ ソウエン)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000251965