レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年05月05日
- 登録日時
- 2019/02/14 16:55
- 更新日時
- 2019/02/14 16:55
- 管理番号
- 千県西-2018-0009
- 質問
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解決
調理中に聞こえる音の表現が載っている本を読みたい。例えば、天ぷらを揚げているときのパチパチという音や煮物を煮ているときのグツグツという音など。
- 回答
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問合せの内容が載っている資料を以下に紹介します。
(図書)
【資料1】『毎日の生活が楽しくなる「声の魔法」 2 クッキングがスイスイできる』(藤野良孝著 くもん出版 2017)
食材の下ごしらえや調理の場面で出てくる様々なオノマトペを挙げて、それを活かした料理のコツを解説しています。
【資料2】『オノマトペラペラ マンガで日本語の擬音語・擬態語』(読売新聞英字新聞部監修 東京堂出版 2014)
p53-77「料理・食べもの」
包丁、料理のしかた、じっくり煮こんで、かくし味等の見出しで、調理中の各場面に関連するオノマトペとその簡易な説明が載っています。
【資料3】『日本語オノマトペ辞典 擬音語・擬態語4500』(小野正弘編 小学館 2007)
「意味分類別さくいん」が付いており、「切る・切れる」「焼く・焼ける」「煮る」等の動作別に関連するオノマトペが挙がっています。
【資料4】『擬音語・擬態語の読本』(尚学図書・言語研究所編集 小学館 1991)
本文が動作別に見出し語を配列しており、「切る・切れる」「焼く」「煮る」等の動作に関するオノマトペも挙がっています。
【資料5】『音の表現辞典』(中村明著 東京堂出版 2017)
p274-278「食」
文学作品から、食べる時の表現に加えて、料理する時の表現(塩をパラパラ振る、弱火でことこと煮込む等)が収集されています。
(雑誌記事・論文)
【資料6】藤野良孝「オノマトペの掛け声が料理の動作に与える影響」(『情報学研究』26号 2017.3) p47-52
(https://ci.nii.ac.jp/naid/120006313177)
醤油を入れる動作や塩をふる動作に関わるオノマトペを挙げています。
【資料7】藤野良孝「オノマトペの表現が料理の動作イメージに与える影響」(『情報学研究』26号 2017.3)p25-33
(https://ci.nii.ac.jp/naid/120006313174)
混ぜる、絞る、潰す、入れるという動作に関わるオノマトペを挙げています。
【資料8】星野和子「日本語教育と擬音語・擬態語 料理の言葉は、よい材料 教える側の立場から」(『月刊日本語』5巻3号 1992.3)p23-26
新聞の料理記事を教材に擬音語・擬態語についての日本語教育を行っている事例を紹介しています。調理中の動作に関するオノマトペも挙げています。
- 回答プロセス
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「国立国会図書館サーチ」(http://iss.ndl.go.jp/)や「Webcat Plus Minus」(http://webcatplus.nii.ac.jp/pro/)で「料理」「調理」「オノマトペ」「擬声語」「擬態語」「擬音語」「表現」「感覚」等のキーワードにより検索したところ、【資料1】【資料2】及び【資料6】から【資料8】が見つかりました。
自館の蔵書検索システムで件名「料理」「食生活」「擬声語・擬態語」「語彙」、全項目「料理」「調理」「オノマトペ」「表現」「感覚」、書名「辞典」等のキーワードにより検索したところ、【資料3】から【資料5】が見つかりました。
(インターネット最終アクセス:2018年10月5日)
- 事前調査事項
- NDC
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- 食品.料理 (596 9版)
- 辞典 (813 9版)
- 語彙 (814 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】『毎日の生活が楽しくなる「声の魔法」 2 クッキングがスイスイできる』(藤野良孝著 くもん出版 2017)(県内市町村立図書館等所蔵)
- 【資料2】『オノマトペラペラ マンガで日本語の擬音語・擬態語』(読売新聞英字新聞部監修 東京堂出版 2014)(県内市町村立図書館等所蔵)
- 【資料3】『日本語オノマトペ辞典 擬音語・擬態語4500』(小野正弘編 小学館 2007)(1102085271)
- 【資料4】『擬音語・擬態語の読本』(尚学図書・言語研究所編集 小学館 1991)(1101001722)
- 【資料5】『音の表現辞典』(中村明著 東京堂出版 2017)(2102807735)
- 【資料6】藤野良孝「オノマトペの掛け声が料理の動作に与える影響」(『情報学研究』26号 2017.3) p47-52(https://ci.nii.ac.jp/naid/120006313177)
- 【資料7】藤野良孝「オノマトペの表現が料理の動作イメージに与える影響」(『情報学研究』26号 2017.3)p25-33(https://ci.nii.ac.jp/naid/120006313174)
- 【資料8】星野和子「日本語教育と擬音語・擬態語 料理の言葉は、よい材料 教える側の立場から」(『月刊日本語』5巻3号 1992.3)p23-26(1500713236)
- キーワード
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- 料理
- 擬声語・擬態語
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000251716