レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20190204
- 登録日時
- 2019/02/04 18:33
- 更新日時
- 2019/06/10 12:40
- 管理番号
- 2018008
- 質問
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解決
「膝蓋健反射について」「ミルキングアクションについて」書かれている本を探している
- 回答
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①膝蓋腱反射について「膝蓋腱反射では、膝のお皿の下の腱(膝蓋腱)をたたくことで、大腿直筋を急激に伸長させます。そのとき、即時に引き延ばされた大腿直筋がすみやかに収縮するという反射です。」と記述あり:中里浩一, 岡本孝信, 須永美歌子著『1から学ぶスポーツ生理学 : exercise and sport physiology a primer for beginners』第2版.ナップ, 2016(780.193)P.53
②ミルキングアクションについて「3)筋ポンプ 上下肢の静脈は骨格筋に取り巻かれているため、骨格筋の収縮により、圧迫を受ける。静脈には弁が存在し、血流を心臓の方向に流す。長時間立位無動をとると、くるぶしの周囲の静脈の圧は85~90mmhgに上がる。下肢の静脈に血流が溜まると、右心房への静脈還流量は減少し、それに伴い心拍出量も低下するので、血圧低下、その中枢神経の症状である悪心、冷汗、動悸、甚だしくはブラックアウト、失神する。立っていても、下肢を律動的に動かしていると静脈血は筋肉の力で働き、静脈圧は30mmhg以下に減少する(下肢筋によるミルキング作用)。」と記述あり:河合祥雄編著『スポーツ・健康医科学』放送大学教育振興会,2015(780.19)P.130-131
③ミルキングアクションと血流・血圧について「1.クールダウンの生理学的効果 (1)筋ポンプ作用による静脈帰還血液量の確保」に記述あり:村岡功編著『新・スポーツ生理学』市村出版, 2015(780.193)P.120
- 回答プロセス
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運動生理学(780.193)の書架を案内し、索引からひくことを教えたところ、多く見つかった。
「ミルキングアクション」語意の確認のため「JapanKnowledge」を確認。以下の情報あり。
「情報・知識 imidas 2017」『JapanKnowledge』
「ミルキングアクション[スポーツ科学] milking action
脚の筋肉の収縮と弛緩により血管が圧迫されることによって、末梢の静脈血の還流量が増加する現象。(中略)末梢心臓、筋ポンプ、筋肉ポンプともよばれる。」
「筋ポンプ」ほかでOPACを検索するがヒットなし。
生理学(491.3)、スポーツ医学(780.19)にて図書、参考図書を確認。
ほとんどの資料で既知の用語として登場しており、上記の「imidas」以上の記述は見当たらず。回答欄②の資料『スポーツ・健康医科学』に比較的詳しい解説があり、②を貸出しした。
ミルキングアクションと血流・血圧の関係についても調べたいとのこと。②のほかにも③の資料に関連記述があった。(②③の資料については回答欄を参照)
- 事前調査事項
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事前にOPACから「膝蓋健反射」で検索をしたが見つからなかった様子
- NDC
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- 基礎医学 (491)
- スポーツ.体育 (780)
- 参考資料
- キーワード
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- 膝蓋腱反射
- ミルキングアクション
- ミルキング作用
- 筋ポンプ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000251351