レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年01月01日
- 登録日時
- 2018/04/30 12:00
- 更新日時
- 2018/04/30 12:00
- 管理番号
- 市川20180101-05
- 質問
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未解決
『平家物語(延慶本)』に珍光の詠んだ「これかさはおとにききつる春ごとにあるじ忍ぶやどの梅がえ」という和歌があるが、この歌の意味が知りたい。
また、この和歌は、『平家物語(延慶本)』にのみ掲載されており平家物語の他の版にはないため、別の作品から引用されたものではないか、と考えている。『平家物語(延慶本)』成立以前にこの歌が掲載されている作品があれば知りたい。
- 回答
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『新編国歌大観 第5巻[1]』(「新編国歌大観」編集委員会/編 角川書店 1987)で、『平家物語(延慶本)』第8「大宰府落」にこの和歌が出ていることが確認できたが、他の作品への掲載は確認できなかった。
国立国会図書館に調査依頼をしたところ、『延慶本平家物語全注釈 第4巻8』(延慶本注釈の会/編 汲古書店 2014)に、和歌について「出典・類歌未詳。」の記述のほか、解説の記載もあった。
また、「中世文学 53巻」p.68-76掲載の「延慶本平家物語における天神信仰関連記事をめぐって:「安楽寺由来事付霊験無双事」形成過程の一端」には「典拠不明」の記載があり、『平家物語(延慶本)』の記載は確認できたものの、典拠については確認ができなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 小説.物語 (913 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000235096