レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2017年09月01日
- 登録日時
- 2017/12/12 11:48
- 更新日時
- 2017/12/12 11:48
- 管理番号
- 2017-0071
- 質問
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祐徳稲荷神社のお土産品の歴史が分かる資料。(「参拝の人たちのおみやげの定番」のような記述)
- 回答
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・『祐徳いろは参歩』祐徳観光商店連盟/発行 2016年 p13
★祐徳せんべい:大正元年創業の「井手商店」で焼かれている「しょうがせんべい」は、祐徳稲荷神社のお茶菓子としても愛用されている。
・『九州王国 2013年2月号 No.66』 エー・アール・ティ株式会社 2013年p35
・『観光さがコレクション Vol.31』p5
★のごみ人形:誕生したのは、昭和20年。祐徳稲荷神社での販売が開始されると、地域の人だけでなく遠方の参拝客を通じて全国に広がっていった。
・『郷土のおもちゃ250』新興出版社 1967年 p167~168(国立国会図書館デジタルコレクションより)
★祐徳稲荷のいなり駒:のごみ人形の一種。背中にお稲荷さんのトレードマークである大きな宝珠を負い、祐徳稲荷の初午祭りで売り出される。能古見の土人形は、稲荷駒に限らず、祐徳稲荷の土産ものとして盛んに売られている。
・『旅、第4』朝日新聞社/編 1961年 p132 (国立国会図書館デジタルコレクションより)
★コイこく:1961年も祐徳門前の旅館や食堂の味として提供されていた。
★稲荷もち:1961年には、小さな紅白のもちをお土産としているという記載あり。
・パンフレット『かしま職人気質』p10
★祐徳稲荷ようかん:由来が分からず、直接、羊羹を作っている新油屋(TEL63-6202)に問い合わせるが、回答は「食べやすいからこの形になったようだ。70年前からこの形は変わらない。」とのこと(※数年前、同様のレファレンスがあったので、引用しています)。
・『るるぶ佐賀96‘~97’』JTB p98 に、稲荷みやげは形ナイスな羊羹、として紹介あり。
・『るるぶ佐賀』JTB 1990年p89に、お菓子にも歴史はある、として稲荷ようかんの紹介あり。
- 回答プロセス
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郷土コーナーの本、パンフレット、国立国会図書館デジタルコレクション、佐賀県立図書館郷土コーナーの棚をひたすら探した。
※参考:祐徳稲荷神社限定ではないが、鹿島の土産の記述があった資料
・『分県トラベルガイド佐賀』主婦と生活社 昭和46年 p79に、鹿島の土産として木彫り浮立面・能古見人形・不知火人形・鹿島おこし・稲荷ようかん・里見おこし・鹿島の酒・ミカンと記載あり。
・『佐賀県観光ガイドブック 』1976年
赤門萬寿(赤門堂)、鹿城もなか(赤門堂)、小笠原おこし(小笠原商店)、かしまあめ(小笠原商店)、端穂センペイ(坂本製菓店)、味噌センペイ(坂本製菓店)、稲荷羊羹(新油屋)、小城羊羹(丸城屋羊羹本舗)、むつごろう(日の出食品)呉竹漬(呉竹食品)、奈良漬(矢野酒造)
・『NHKふるさとデータブック9』NHK出版 1992年 p215~216
名産・土産として祐徳稲荷ようかん、能古見人形、鹿島にしき、ニジマスとの記述あり。
・『郷土資料事典』人文社 昭和45年 p134
観光土産品として、水産加工品の乙女味と記載あり。
※参考:祐徳稲荷神社門前に昔からある(※今はもうないものもある)土産屋や旅館
・『古枝の昔のはなし』峰松 正輝/著 2015年 p58に昭和7年の門前の商店街の一部の地図あり。2017年現在の商店街と見比べてみると、現在も残っているお店に、若松屋、枡屋の2件がある。
・『最新佐賀案内』久原秋江・著 1915年 (国立国会図書館デジタルコレクションより)
p74に、油屋、若松屋、角屋があったと記載あり。
・『佐賀県案内』九州沖縄八県聯合教育品展覧会総務部 1906年(国立国会図書館デジタルコレクションより)
p268に、油屋、若松屋、角屋があったと記載あり。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 団体
- 登録番号
- 1000226244