レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
[転記用URL] https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000221321提供館 (Library) | 千葉市中央図書館 (2210009) | 管理番号 (Control number) | 千葉市中央121 | |||||||
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事例作成日 (Creation date) | 2017年07月28日 | 登録日時 (Registration date) | 2017年09月01日 12時04分 | 更新日時 (Last update) | 2018年01月11日 14時04分 | |||||
質問 (Question) | 特別史跡になった千葉市の加曽利貝塚をはじめ、千葉県にはなぜ貝塚が多いのか。 | |||||||||
回答 (Answer) | ・「加曽利貝塚」 89ページから「東京湾の特徴と東岸の恵み」が書かれている。東京湾は3つの大きな河川(多摩川・荒川・江戸川)が流入している内湾である。河川から流れ出た土砂とともに大量の食物性プランクトンなどの栄養分が供給されている。また、潮流の関係で栄養を含んだ砂や泥が千葉県沖に堆積し、広大な干潟が広がることによって「貝が沸くほど」の豊かな海が東岸に広がったとある。 ・「縄文人と貝塚」 37ページから「貝塚の分布と『貝塚文化』」が書かれている。これによると、日本海側は、入江の多い海岸が少ないこと、押し寄せる荒波が強いことなどから貝の生息にあまり適していなかったと考えられていた。しかし、日本海側も現在の海面下に没するような深い地層から貝塚が発見されていることからこの説は再検討が必要となったと書かれている。 また、105ページから「海資源の開発」が書かれている。これによると、東京湾は遠浅の海岸で、陸水が流れ込むことにより塩分濃度が低く、潮流が緩やかで水温が高い。そのため、貝やのりが繁殖しやすいことが書かれている。 ・「貝塚から読み解く暮らしの歴史」 16ページに「千葉県は、縄文時代から周囲を水辺に囲まれており、北部を中心に遠浅の海岸に恵まれていたことから、大小の貝塚が数多く形成され、古くから研究対象とされてきた」とある。 ・「縄文論争」 66ページに「縄文文化は、北海道から琉球までの地域に9つの小地域圏が成立した」とある。また、77ページから、小地域圏の特色が書かれている。関東地方は他地域に比べ、木の実より貝の方が多く食べられていたことがわかる。 ・「縄文人からの伝言」 20ページから縄文人がどのような場所に定住したかが書かれている。 | |||||||||
回答プロセス (Answering process) | ||||||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | ||||||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | ||||||||||
寄与者 (Contributor) | 備考 (Notes) | |||||||||
調査種別 (Type of search) | その他 | 内容種別 (Type of subject) | 郷土 | 質問者区分 (Category of questioner) | 社会人 | |||||
登録番号 (Registration number) | 1000221321 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 解決 |