レファレンス事例詳細(Detail of reference example)
提供館 (Library) | 埼玉県立久喜図書館 (2110009) | 管理番号 (Control number) | 埼久-2015-145 | |||||
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事例作成日 (Creation date) | 2015年06月11日 | 登録日時 (Registration date) | 2016年03月09日 16時09分 | 更新日時 (Last update) | 2016年05月18日 15時02分 | |||
質問 (Question) | 『岩槻市史 近・現代史料編 2 新聞史料』(岩槻市 1981)のp267「東京日日新聞 大正15年3月26日」に「岩槻のJIAA局が世界無線局に仲間入り」という記事がある。この「JIAA」とは呼出符号(コールサイン)であるが、「JIAA」という記号に何か意味があるのか知りたい。 | |||||||
回答 (Answer) | 呼出記号「JIAA」の意味について書かれている資料は見つからなかったが、参考までに呼出記号の付け方について書かれている下記の資料を紹介した。 また、資料によっては呼出記号を「J1AA」と表記しているものがある。 『通信の百科事典 通信・放送・郵便のすべて』(郵政省通信総合研究所編 丸善 1998) 「呼出符号」の項に、英数字の組み合わせからなる符字列で、国際的に重複しないよう日本には、JAA~JSZ、7JA~7NZ、及び8JA~8NZを割当したとあり。 『にっぽん無線通信史』(福島雄一著 朱鳥社 2002) p99 「東京放送局…JOAK…の符号は、如何にして定められたのか。まず、「J」は国際識別符号の日本を表わすもので、問題はない。他の3字のうち、「O」と「K」は発音しやすいという理由で選ばれ(後略)」とあり。 p116 岩槻受信所での交信実験について、「コールはJ1AAを使い」とあるが、コールの選択理由なし。 『楽しみ広がるアマチュア無線』(丹羽一夫著 CQ出版 2002) p34-37 アマチュア局のコールサインは、通信局ごとに地域番号が決められており、関東は1であるとのこと。また、国籍のJ、地域番号の1の後の数字はサフィックスといい、それぞれのアマチュア局を表すものであるとあり。 | |||||||
回答プロセス (Answering process) | その他調査済資料 『岩槻市史 近・現代史料編 2 新聞史料』(岩槻市 1981) p267 「東京日日新聞 大正15年3月26日」の記事では「JIAA」だが、写真では「J1AA IWATSUKI RADIO JAPAN」と読める。 『東京日日新聞 大正15年3月』(マイクロフィルム)を確認する。 26日に該当記事なし。3月15-31日の期間を確認するもなし。 『日本無線史 1』(日本無線史編纂委員会編 電波監理委員会 1950) p159-162 大正14年4月埼玉県岩槻受信所の短波通信機が外国の素人局と交信。「J1aa」のQSLカードあり 以下、関連する記述なし。 『国際電気通信発達史 日本編』(村本脩三編著 国際電気通信学園 1984) 『わが国対外無線通信の黎明期 国際電気通信参考文献シリーズ46』(大野貫二著 国際電信電話 1976) 『無線百話』(無線百話出版委員会編 クリエイト・クルーズ 1997) 「日米間短波長無線電信連絡の成功」(『官報』第3791号 大正14年4月15日) | |||||||
事前調査事項 (Preliminary research) | 『岩槻市史 近・現代史料編 2 新聞史料』(岩槻市 1981) | |||||||
NDC |
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参考資料 (Reference materials) |
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キーワード (Keywords) |
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照会先 (Institution or person inquired for advice) | ||||||||
寄与者 (Contributor) | ||||||||
備考 (Notes) | ||||||||
調査種別 (Type of search) | 事実調査 | 内容種別 (Type of subject) | 郷土 | 質問者区分 (Category of questioner) | 個人 | |||
登録番号 (Registration number) | 1000189040 | 解決/未解決 (Resolved / Unresolved) | 未解決 |