レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年05月16日
- 登録日時
- 2014/05/16 12:54
- 更新日時
- 2014/05/16 12:54
- 管理番号
- 20130828
- 質問
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解決
芳賀町内にある霊場、札所について知りたい。
- 回答
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芳賀町内の寺院や小堂などを札所とする霊場巡りは、幾つかある。主に西国三十三所、秩父三十四所霊場を模したものである。(『芳賀町史通史編 民俗』408p~)
・江戸時代宝永期(1700年代初)以降に「下野三十三所観音霊場(下野坂東三十三所)」、「下野西国三十三所」、「下野秩父三十四所」が作られ、下野三十三所の十五番札所(長命寺)・十六番札所(常珍寺)、下野西国三十三所の三十一番札所(観音寺)が芳賀町内にある。
・大正期には、「芳賀秩父三十四所」が開かれ、芳賀町内の寺・堂宇多くが札所とされた。札所・ご詠歌については、『芳賀の文化財 第16集(芳賀百観音編)』(24p~)に記述されている。
・昭和40年代、「新下野三十三所」が選ばれ、三番札所(観音寺)、四番札所(高宗寺)が芳賀町内にある。
・平成期に入り、「ぼけ封じ関東三十三番観音霊場」、「関東八十八所」が開かれ、ぼけ封じ関東三十三番観音霊場の二十七番札所(観音寺)、関東八十八所第二十九番札所(観音寺)が芳賀町内にある。
・「下野一国百番順礼道中記」(原本は、都立中央図書館加賀文庫/『神道古典研究所紀要』第11号に史料翻刻あり)なる史料があり、江戸時代中期の下野国内巡礼を知ることができる。
・近代の芳賀町の巡礼、御詠歌の実態が知れる資料として、『芳賀町史報告書第4集 念仏和讃御詠歌集』がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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芳賀町史編さん委員会 編 , 芳賀町 (栃木県). 芳賀町史 通史編 民俗. 芳賀町, 2002.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003650317-00 -
芳賀郡市文化財保護審議会連絡協議会/編 , 芳賀‖郡‖市‖文化財‖保護‖審議会‖連絡‖協議会. 芳賀の文化財 第16集. 芳賀郡市文化財保護審議会連絡協議会, 1989.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I016536995-00 -
芳賀町史編さん委員会 編 , 芳賀町 (栃木県). 念仏和讃御詠歌集 : 沼能家蔵念仏和讃集・加藤家蔵仏閣順拝記. 芳賀町, 1999. (芳賀町史報告書 ; 第4集)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002799219-00
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芳賀町史編さん委員会 編 , 芳賀町 (栃木県). 芳賀町史 通史編 民俗. 芳賀町, 2002.
- キーワード
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- 芳賀町
- 霊場
- 札所
- 芳賀秩父
- 観音
- ご詠歌
- 御詠歌
- 寺
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000153275