ナノテクノロジー産業について調べるための資料には、以下のようなものがあります。【】内は当館請求記号です。請求記号が記載されていないものは、版によって請求記号が異なります。NDL-OPACでお調べください。
<目次>
1.基礎的知識を得るための資料(入門書・概説書)
2.主要企業名鑑類・企業リスト
3.主要調査・レポート類
4.主要インターネット情報源
1.基礎的知識を得るための資料(入門書・概説書)
●『入門ナノテクビジネス : 先端企業の事例から研究開発の最前線まで』(東洋経済新報社 2006.2 【M41-H47】)
ナノテクノロジーの簡単な技術解説、ナノテクノロジーの活用例、主力産業各社の研究動向、国内外における政策などを掲載しており、ナノテクノロジー技術から産業化までの一連の動きを知ることができます。
●『ナノテク産業総覧 : ナノテクの「キーカンパニー」と「キーパーソン」1000件を一挙紹介』(産業タイムズ社 2006.10 【D4-H742】)
ナノテクに関する総合的なデータブックです。5章構成で、第1章で総論としてナノテクの市場性を展望しているほか、第2章ではナノテク関連企業、第3章ではナノテク関連の人物を取り上げ、情報を掲載しています。第4章には国内外の取り組みがまとめられており、第5章はナノテク基礎用語集となっています。
●『ビジネスとしてのナノテク大全 : 2010/2015年のナノテク市場を可視化する』(野村総合研究所広報部 2006.8 【M41-H57】)
国内外のナノテク業界における過去から現在までの動きと、今後の動向の予測をまとめた資料です。巻末には付属資料が収載されており、アメリカ、日本のナノテクベンチャー企業の名簿、ナノテク市場規模予測結果などを見ることができます。
●『ナノテクノロジー・材料計画総覧』(産業タイムズ社 2002 【Z74-C949】)
産業化の観点から、素材別、企業別の動向をまとめた資料です。ナノテクノロジー関連の技術開発プロジェクトを紹介するほか、カーボンナノチューブなどの素材の産業応用状況の記載があります。7章構成のうち、最終章が「事業化に向けた各社の開発計画」となっており、ナノテク関連主要企業や産官学連携プロジェクト参加企業の開発計画がまとめられています。
2.主要企業名鑑類・企業リスト
●『ナノテク産業総覧 : ナノテクの「キーカンパニー」と「キーパーソン」1000件を一挙紹介』(産業タイムズ社 2006.10 【D4-H742】)
ナノテクに関する総合的なデータブックです。第2章がナノテク企業録となっており、エレクトロニクス、材料といった分野ごとにナノテク関連企業の住所、連絡先、資本金、売上高、主な事業内容などの情報が掲載されています。第3章はナノテク人名録となっており、所属・役職、連絡先、主な共同研究・提携先が記載されています。
●『ビジネスとしてのナノテク大全 : 2010/2015年のナノテク市場を可視化する』(野村総合研究所広報部 2006.8 【M41-H57】)
国内外のナノテク業界における過去から現在までの動きと、今後の動向の予測をまとめた資料です。巻末の付属資料には、アメリカのナノテクベンチャー・上場企業と日本のナノテクベンチャー企業の名簿が収載されており、各企業の従業員数、売上高などが掲載されています。
●『マイクロ・ナノバブル調査総覧. 2006年版』(トータルビジョン研究所 2006.9 【DL413-J31】)
気泡径が0.5-200μmの微細気泡を発生させる装置関連の市場について調査した資料です。メーカ企業の個票を収録しており、会社概要、商品概要、販売実績、研究開発動向が記載されています。
3.主要調査・レポート類
●『MEMS&ナノマテリアル関連市場総調査』(富士キメラ総研 年刊)
ナノマテリアルの現状と今後の市場予測をまとめた資料です。総括編で市場動向などの現状をまとめ、集計編では品目ごとに出荷数量・金額、メーカーシェアを掲載しています。個別品目編では、品目ごとの状況をさらに細かくまとめており、市場概要、市場規模推移・予測、メーカーシェア、用途別シェア、価格動向、参入メーカー一覧などがまとめられています。
●『微粉体市場の現状と将来展望』(富士キメラ総研 2-3年に1回刊)
最新の微粉体・ナノマテリアル市場の現状と将来性、材料分析や技術動向、グローバル化動向を取りまとめた資料です。ナノマテリアルについては、カーボンナノチューブ、フラーレン、ダイヤモンドパウダーなどの品目について製品概要、主要参入企業、市場規模推移、メーカーシェア、技術動向などが記載されています。
●『ナノ加工技術の進展が機械製造業に与えるインパクトに関する調査研究』(機械振興協会経済研究所 2009.3 【DL411-J3】)
ナノテク技術全般の国内外の開発動向、ナノ加工技術の産業化の動向等について分析した資料です。「ナノ加工技術の産業化の見通し」という項が設けられており、ナノインプリント装置、ナノ粒子分散機といった品目ごとに市場概況、製品特徴、メーカーシェアが解説されています。
●『ナノマテリアルの市場実態と展望』(シーエムシー出版 2008.2 【DL311-J2】)
ナノマテリアルやその周辺技術、応用製品の市場についてまとめた資料です。カーボンナノチューブやフラーレンといったナノマテリアルやナノインプリント装置、ナノ粒子分散機といった加工・計測装置ごとに、概要、用途、市場規模、企業動向がまとめられています。
●『ナノテク関連市場規模動向調査報告書 : 平成17年度超微細技術開発産業発掘戦略調査』(富士経済 2006.3 【DL315-H129】)
ナノテク関連市場の範囲を検討し、ナノテク関連市場の実態と将来予測について調査した資料です。参入各社へのアンケートをもとに2000〜2005年の市場規模実績を得ています。総括編でナノテク関連市場全体の2000年、2005年の市場規模と2010、2020、2030年の将来予測をまとめ、個別市場事例編でエレクトロニクスや燃料電池・エネルギーなどの分野ごとに現状と予測が掲載されています。この調査は経済産業省が(株)富士経済に委託したものであり、経済産業省HP内の平成17年度超微細技術開発産業発掘戦略調査「ナノテク関連市場規模動向調査」(
http://www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g60703a01j.pdf)で本文を見ることができます。
●『ナノテクノロジー関連市場の現状と将来展望』(富士経済 2006.2 【DL315-H125】)
ナノテク関連市場の最新動向、課題と対応策などをまとめた資料です。総括編でナノテク関連市場の現状や今後の見通しなどをまとめ、ナノ材料市場編、ナノテクノロジー関連装置編、注目ターゲット編で、それぞれの調査対象品目について市場規模推移・予測、市場概況、メーカーシェア、参入企業一覧などを掲載しています。
●『マイクロ・ナノバブル調査総覧. 2006年版』(トータルビジョン研究所 2006.9 【DL413-J31】)
気泡径が0.5-200μmの微細気泡を発生させる装置関連の市場について調査した資料です。市場概況、市場規模推移、参入メーカ一覧、主要メーカ製品一覧のほか、メーカ企業の個票を収録しており、会社概要、商品概要、販売実績、研究開発動向が記載されています。また、潜在ニーズも調査しており、市場規模推定、ニーズ動向、潜在需要量がまとめられています。
4.主要インターネット情報源
●ナノテクノロジービジネス推進協議会(
http://www.nbci.jp/index.html)
ナノテクノロジー関連技術のビジネス化などを目的とする団体のHPです。NBCI発信資料(
http://www.nbci.jp/information/index.html)で、「ビジネス戦略ロードマップ」などのナノテクノロジー産業に関する資料を見ることができます。
●未来年表(博報堂生活総合研究所)(
http://seikatsusoken.jp/futuretimeline/index.php)
未来予測関連の記事やレポートをもとに、ジャンルごとの将来動向をまとめたページです。索引検索(
http://seikatsusoken.jp/futuretimeline/search_keyword.php)のキーワード一覧にナノテクがあり、ここからナノテク関連の将来動向を見ることができます。
インターネットの最終アクセス日は2014年3月27日です。