レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年11月22日
- 登録日時
- 2014/01/30 16:54
- 更新日時
- 2014/03/11 11:34
- 管理番号
- 中央-1-00685
- 質問
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解決
カナダ全体の人種別人口を1850年頃から現代まで経年で調べたい。
できれば地域別でもわかるとよい。
- 回答
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以下の資料を紹介した。
・『カナダ社会の展開と構造』 新保 満/著 未来社 1989
p.38~39に、1871年から1971年までの10年おきの黒人人口の記載あり。
・『白人とは何か? ホワイトネス・スタディーズ入門』 藤川 隆男/編 刀水書房 2005
p.108に、1871年にニグロが21,496人、1996年にブラックが573,860人との記載あり。
- 回答プロセス
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・分類番号302.51の書架を見てみる。
『多文化社会ケベックの挑戦』 ジェラール・ブシャール/編 明石書店 2011
p.153~ 巻末資料ケベック州データ集あり。
p.155 ケベック州:母語人口と対総人口比(2006年)
p.156 ケベック州:宗教人口と対総人口比(2001年)
p.157 ケベック州:主な民族構成と対総人口比(2006年)
・レファレンス協同データベースで検索すると、次の2例があったが、いずれも英語のウェブサイトを回答にしている。
「カナダへの移民人口について -人種別に表記されているような資料はあるか(主にアジア圏)-」
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000034336 (2014.1.30最終確認)
「カナダの州別人口の長期データを探している。」
https://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000089815 (2014.1.30最終確認)
・年鑑類を見てみる。
『世界年鑑 2013』 共同通信社/編著 共同通信社 2013 →×
『ブリタニカ国際年鑑 2012』 ブリタニカ・ジャパン 2012 →×
『国際連合世界人口年鑑 VOL.60(2008) 特集題目表<一般統計>』 国際連合経済社会総局/編集 原書房 2011 →×
・カナダ統計局のウェブサイトを見てみる。
「Statistics Canada」
http://www.statcan.gc.ca/start-debut-eng.html (2014.1.30最終確認)
http://www.statcan.gc.ca/c1996-r1996/feb17-17fev/oe2ca-eo2ca-eng.htm (2014.1.30最終確認)
・インターネットで検索。
キーワード“カナダ&黒人&人口”で検索
「カナダの人口そして人口統計学」
http://www.voyagesphotosmanu.com/jinkou_kanada.html (2014.1.30最終確認)
→「黒人は人口の2%以下である」と書かれているが、出典はわからず。
「第10章 もう一つの北米社会 ―二十世紀初頭のカナダにおけるホワイトネスとブリティッシュネス―」
http://www.let.osaka-u.ac.jp/seiyousi/whiteness/page10.html (2014.1.30最終確認)
『白人とは何か? ホワイトネス・スタディーズ入門』(藤川 隆男/編 刀水書房 2005)を紹介するホームページで、「黒人の人口比率や奴隷制の影響がカナダでは比較的小さい」と書かれている。
・『白人とは何か? ホワイトネス・スタディーズ入門』 藤川 隆男/編 刀水書房 2005
p.108に、「1871年、カナダの総人口348万5,761人のうち「ニグロ」は2万1,496人で0.6パーセント」「1996年のカナダの総人口2,852万8,125人中、「ブラック」は2.0パーセントの57万3,860人」とあり。
p.120の参考文献で入手できた以下の資料を確認。
『カナダ社会の展開と構造』 新保 満/著 未来社 1989
p.38~39 第1-4表 カナダの民族構成(1871-1981)
1871年、1881年、1901年、1911年、1921年、1931年、1941年、1951年、1961年、1971年の黒人の人口が載っている。
出典は『カナダ歴史統計』とあり。
『カナダ地域と民族』 ダグラス・フランシス/編著 同文舘出版 1993
p.65に「中国系、南アジア系、黒人を中心とする有色人種が人口3,200万人のうち18%近く」と記載あり。
『カナダ民族文化の研究』 刀水書房 1989
p.29 総人口に占めるイギリス系カナダ人の比の表あり。
1871年から1981年までで、イギリス系、イングランド系などの比率が載っているが、黒人かどうかは不明。
p.108 カナダにおける民族系統別人口1871-1971の表あり。
イギリス人、フランス人、オランダ人などの比率が載っているが、黒人かどうかは不明。
出典はStatistics Canada、Census of Canada
p.178 カナダの民族構成の変化(1951-81)の表あり。
総人口とウクライナ系、ポーランド系、イギリス系などの人口が載っているが、黒人かどうかは不明。
『多文化主義・多言語主義の現在 カナダ・オーストラリア・そして日本』 西川 長夫/[ほか]編 人文書院 1997
p.58に、1871年~1981年の民族構成で人数と構成率が載っているが、黒人かどうかは不明。
- 事前調査事項
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質問受付時に、『ケベックを知るための54章』(小畑 精和/編著 明石書店 2009)と『現代カナダを知るための57章』(飯野 正子/編著 明石書店 2010)は提供済。
- NDC
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- 国家と個人.宗教.民族 (316 9版)
- 政治.経済.社会.文化事情 (302 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- カナダ
- 人種
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000148690