レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/06/22
- 登録日時
- 2013/12/02 00:30
- 更新日時
- 2013/12/04 09:50
- 管理番号
- 0000000100
- 質問
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未解決
動物の内臓や耳、鼻などがどのような薬として使われて来たのかがわかる文献。
- 回答
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『モノになる動物のからだ 骨・血・筋・臓器の利用史』p,88-p,150が「第四章 臓器などの利用について ④薬用」となっており、動物の臓器の利用について記述されている。註も充実している。
『薬の社会史 第4巻』p,95-p,101に代表的な漢方薬の内、動物・鉱物薬についての記述有。
『医心方 巻30』p,233-p,371に動物の食べ方とその効能についての記述有。
『日本の動物観』p,94-p,99は薬に関してではないが、動物の内臓の食べ方について詳細な記述有。
耳、鼻に関して記述されているものは、見当たらず。
- 回答プロセス
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書架を402、499、642~648を中心にブラウジング。
CiNiiの論文検索で「動物、獣、薬、内臓、臓器、利用、歴史」をそれぞれ組み合わせて検索。
NDL-OPACでも同様に検索。
- 事前調査事項
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永松敦『狩猟民俗研究―近世猟師の実像と伝承』法蔵館二〇〇五。猪の鼻が痙攣に効くとされていた。「常陸国茨城郡・郡庁
達・万延元年「猪鼻差出方及痙攣ノ薬下付ノ件」、
には、鼻薬として痙攣の症状にも薬効あり。黒羽藩の猪の鼻、鹿の耳を構成役に届けよと猟師は指示されており、外に売買すれば
お咎めを受ける」p69。
- NDC
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- 動物学 (48 9版)
- 参考資料
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- 1 モノになる動物のからだ 中島/久恵?著 批評社 2005.11 648.9/10002 88-120
- 2 薬の社会史 第4巻 杉山茂著 近代文芸社 2003.6 499.09/10007/4 95-101
- 3 医心方 巻30 丹波康頼撰 槇/佐知子?全訳精解 筑摩書房 1993.3 490.9/138/30 233-371
- 4 日本の動物観 石田戢著 濱野佐代子著 東京大学出版会 2013.3 480.4/10068 94-99
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000141463