レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/10/26
- 登録日時
- 2013/11/03 00:30
- 更新日時
- 2013/11/07 13:25
- 管理番号
- 6000013581
- 質問
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解決
ヤモリが窓ガラスを歩けるしくみについてわかる本はあるか。できれば子ども向けの説明があるとなおよい。
- 回答
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『日本の両生爬虫類 決定版』『どんな生きもの?はちゅう類・両生類 2 カメ・トカゲのなかまとカエル・イモリのなかま』などに、ヤモリの指のしくみと窓ガラスなどを登れる理由があり。
- 回答プロセス
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487(爬虫類)の書架を探す。
『日本の両生爬虫類 決定版』(平凡社)p198-199に「ニホンヤモリ」の項目があり。p199に足の裏の拡大カラー写真が載っており、幅広いうろこ(指下板)に覆われているのが見られる。この指下板には細かな鉤状の毛が生えていて、この毛をガラスや壁にひっかけて登っているとのこと。同書にはほかにも国内に棲むヤモリが載っているが、豊中市で一般的に見られるヤモリはニホンヤモリであろうと解説文から推察される。
『山渓ハンディ図鑑10 日本のカメ・トカゲ・ヘビ』(山と渓谷社)p66-67「ニホンヤモリ」では、ヤモリ類がガラス窓や天井に張り付いて移動できる理由として、スリット状の大型鱗(指下板)に無数にあるフックつきの細かな毛を面ファスナーの要領でわずかな凹凸にひっかけていることのほか、先端の分子構造を瞬時に液体から固体へと変化させ、吸着力をコントロールしていることも挙げられている。これら2冊は成人向けの資料。
児童向けの資料では『どんな生きもの?はちゅう類・両生類 2 カメ・トカゲのなかまとカエル・イモリのなかま』(偕成社)p22「ヤモリ」に、指下板の説明とヤモリの指のカラー写真があり。ヤモリの飼い方についても載っている。
また『トカゲ・ヘビ・カメ大図鑑 日本のはちゅうるい、大集合!』(PHP研究所)p16「夜に動くトカゲ」にも、指下板の簡単な説明と、ニホンヤモリなどの写真があり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 脊椎動物 (487 9版)
- 参考資料
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- 日本の両生爬虫類内山 りゅう/写真・解説平凡社
- 日本のカメ・トカゲ・ヘビ富田 京一/解説山と溪谷社
- どんな生きもの?はちゅう類・両生類2松久保 晃作/文・写真偕成社
- トカゲ・ヘビ・カメ大図鑑疋田 努/文PHP研究所
- キーワード
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- ニホンヤモリ(ニホンヤモリ)
- 指下板(シカバン)
- 爬虫類(ハチュウルイ)
- 生物(セイブツ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000139940