レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年07月04日
- 登録日時
- 2013/07/04 19:03
- 更新日時
- 2013/07/04 19:15
- 管理番号
- 20130704-12
- 質問
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解決
孔雀明王について知りたい。
- 回答
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孔雀明王(くじゃくみょうおう) Yahoo!百科事典[日本大百科全書(小学館)]
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E5%AD%94%E9%9B%80%E6%98%8E%E7%8E%8B/ (2013/07/04確認)
明王の一つ。インド起源の孔雀仏母(ぶつも)像で、猛毒蛇を食い殺す孔雀を神格化したもの。サンスクリット語でマハーマユーリービドヤーラージニーMahāmayūrī‐vidyā‐rājñīといい、摩訶摩瑜利(まかまゆり)と音訳する。「孔雀王」または「仏母大孔雀明王」ともいう。不空訳『仏母大孔雀明王経』によると、この明王の大陀羅尼(だらに)を誦(じゅ)すると、蛇毒をはじめ、いっさいの諸毒による怖畏(ふい)、災難を滅し、安楽を得ると説く。密教では孔雀明王を本尊として修する秘法を孔雀経法(きょうぼう)といい、四箇大法(しかだいほう)の一つにあげる。日本では奈良時代にすでに知られており、役小角(えんのおづぬ)も信仰していたと伝える。・・・
孔雀明王 【くじゃくみょうおう】 コトバンク
http://kotobank.jp/word/%E5%AD%94%E9%9B%80%E6%98%8E%E7%8E%8B (2013/07/04確認)
世界大百科事典 第2版くじゃくみょうおう【孔雀明王】サンスクリット名はMahāmayūrī‐vidyā‐rājñī。毒蛇を食うという孔雀を神格化したもので,孔雀王母菩薩,孔雀仏母などともよび,サンスクリット名を音訳して摩訶摩瑜利(まかまゆり)と書くこともある。一般にみられる形像は,一面四臂で孔雀の背に乗る。面相は明王にめずらしい慈悲相で,手に孔雀尾や蓮華をもつ。《仏母孔雀明王経》などは,毒蛇にかまれた比丘が孔雀明王陀羅尼(だらに)を誦して救われたように,この尊を念ずれば一切諸毒,怖畏,厄難を消除し,祈願円満を得ると説く。
くじゃくみょうおう【孔雀明王】 国史大辞典
梵語Mahāmayūrī
音写して摩訶摩瑜利、訳して仏母大孔雀明王・孔雀王母ともいう。孔雀がよく蛇を食べるところから毒蛇・毒草・毒虫の害やいろいろな苦患をのぞくためにとなえる呪文を神格化したもので、この尊を説いた経典は中国に早く伝えられていて東晋の初め(四世紀前半)に初訳されて以来唐代不空訳『仏母大孔雀明王経』など六種の漢訳がある。わが国にも奈良時代から知られ、役小角が信仰したことは有名である。山林修行の際に欠かせぬ尊として信仰されたものであろう。明王としては珍しく菩薩の顔容をとり一頭四臂、孔雀を乗座としその孔雀尾が光背をなすような表現がしばしばされる。・・・
目でみる仏像 / 田中義恭, 星山晋也著 完全普及版 東京 : 東京美術 , 2000 4808706873
p.393
孔雀明王 Mahāmayūrīvidyārājñī
孔雀明王像 / 増記隆介執筆・編集 東京 : 至文堂 , 2008 (日本の美術 ; No.508) 9784784335084
https://opac.clib.kindai.ac.jp/opac/opac_details.cgi?lang=0&amode=11&place=&bibid=BT00230570&key=B137293234300525&start=1&srmode=0
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 仏像 (718 9版)
- 仏教 (180 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- マハーマユーリービドヤーラージニー
- 摩訶摩瑜利(まかまゆり)
- 孔雀王
- 仏母大孔雀明王
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000133309