レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年04月11日
- 登録日時
- 2013/06/12 12:16
- 更新日時
- 2013/07/02 13:42
- 管理番号
- 中央-1-00518
- 質問
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解決
「荒城の月」という歌の歌詞の情景がイメージできる解説書はあるか。
例えば、1番の「めぐる盃 影さして」の影とは何か、2番の「植うる剣」とは何か。
- 回答
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次の2冊に詳しく載っていたので、提供した。
『土井晩翠 栄光とその生涯』(土井晩翠顕彰会/編 宝文堂 1984) p.226
『現代詩鑑賞講座 2 新しき詩歌の時代』(伊藤 信吉/[ほか]編 角川書店 1969) p.196
「めぐる盃 影さして」とは、松の枝の間からさしこむ月の光で、盃に影ができる光景、「植うる剣」とは、昔の光景のことで、夜襲などに備えて城の堀に並べた刀剣のこと。
- 回答プロセス
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・『荒城の月 土井晩翠と滝廉太郎』(山田 野理夫/著、恒文社、1987)は、土井晩翠と滝廉太郎の関係性についてで、歌詞の解釈は書かれていない。
・『『土井晩翠 栄光とその生涯』(土井晩翠顕彰会/編 宝文堂 1984) p.226に記載あり。特に、「植うる剣」についての考察が丁寧に書かれている。これは夜襲に備えて城の堀に並べた刀剣のことを表しているよう。
・『現代詩鑑賞講座 2 新しき詩歌の時代』(伊藤 信吉/[ほか]編 角川書店 1969) p.196に記載あり。「影さして」は、松の枝の間からさしこむ月の光で、盃に影ができる光景を指しているよう。
・以下の資料には解説は無し。
『現代日本文學大系 12 土井晩翠 薄田泣菫 蒲原有明 伊良子清白 横瀬夜雨 河井醉茗 三木露風 日夏耿之介集』 土井 晩翠/著 筑摩書房 1971
『明治文學全集 58 土井晩翠 薄田泣菫 蒲原有明集』 土井 晩翠/著者代表 筑摩書房 1967
『日本の詩歌 別巻 日本歌唱集』 中央公論新社 2001
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌 (911 9版)
- 声楽 (767 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 荒城の月
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000132395