レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年01月31日
- 登録日時
- 2013/02/01 15:44
- 更新日時
- 2015/04/20 11:16
- 管理番号
- 京高図司-2012-02
- 質問
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未解決
ドビュッシー作曲の管弦楽曲「海」が、葛飾北斎の浮世絵「富嶽三十六景~神奈川沖波裏」に曲想を得ているように、 絵画と音楽の関係について書いてある本がないか。
- 回答
-
「クラシック・イン(参考資料)」に、音楽と絵画を関連づけた記事が散見される。
ほか参考資料を提示した。
- 回答プロセス
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音楽の授業の教材に、「海」と「神奈川沖波裏」をいつも使っているが、ほかにこのような事例がないか?また、音楽と絵画の関係について書かれた本、まとまった記述はないか?
ムソルグスキー「展覧会の絵」は、絵画群との対応であるし、またハルトマンの絵画自体がややマイナーで、画集にも収録されていない。など、ぴったりくる対応は、ありそうで、あまりない。
「クラシック・イン」の執筆者から、著作や論文を辿ろうとしたが、このテーマでのまとまった図書は見つからなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 音楽.舞踊.バレエ (76 9版)
- 絵画.書.書道 (72 9版)
- 参考資料
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- 「クラシック・イン 全50巻」小学館、2005-6
- 『音楽の森 名随筆選 3 絵と音の対話』辻邦生編、音楽之友社、1989
- 『ムーサの贈り物 絵画・詩・音楽の出会うところ ドイツ編』喜多尾道冬、音楽之友社、2005
- 「MOSTLY CLASSIC」 vol.178、産経新聞出版、2012
- 図書館展示 2007/2 「絵画と音楽」(国立音楽大学付属図書館HP)http://www.lib.kunitachi.ac.jp/tenji/2006/tenji0702.pdf (2013年1月31日確認)
- キーワード
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- 音楽
- 印象派
- 象徴派
- 絵画
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- *図書や雑誌記事にあたるうち、「海」の初版スコアの表紙に、「神奈川沖波裏」に似た絵柄が使われてることが判明。 また、「海」を書き始めた1903年夏、ドビュッシーは「自分の記憶の中の海を描く」と手紙で書いていることも判明。質問の出発点に疑義が生じることになった。文献紹介が、事実調査的な意味合いをもつこととなった。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 教職員
- 登録番号
- 1000127719