レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年12月10日
- 登録日時
- 2013/01/13 14:38
- 更新日時
- 2015/03/05 11:31
- 提供館
- 京都市図書館 (2210023)
- 管理番号
- 京都市中央2012-043
- 質問
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解決
日本における,弁当の歴史について知りたい。
- 回答
-
1『国史大辞典 12』(国史大辞典編集委員会/編 吉川弘文館)p522【弁当】項あり。
「わが国の携行食は古くは乾飯で,のちには平安時代の屯食が握り飯となって用いられた。安土桃山時代から始まった弁当は,江戸時代には曲物,柳行李,竹製などのものがあり,行楽用には重箱に酒筒や銘々皿なども組み込んだ提重(さげじゅう)などもできた。」
参考文献に[醍醐山人『料理早指南』]とあり。
2『図説江戸時代食生活事典』(日本風俗史学会/編 雄山閣出版)
p345~346【弁当】項あり。
p406~407【料理早指南】項あり。「…,第2篇の「花船集」は花見,遊山,船遊び等のために用意する重詰,提重,割籠弁当等の内容の組み合わせや調理法が記述され,…」
3『日本民俗大辞典 上』(福田 アジオ/[ほか]編 吉川弘文館)p819【重箱】項あり。
参考文献に[宮本馨太郎『めし・みそ・はし・わん』(「民俗民芸双書」,1973)]とあり。
4『日本民俗大辞典 下』(福田 アジオ/[ほか]編 吉川弘文館)p517【弁当】項あり。
参考文献に[古島敏雄『台所用具の近代史―生産から消費生活をみる―』(「生活と技術の日本近代史」,1996)]とあり。
5『全集日本の食文化 第10巻』(芳賀 登・石川 寛子/監修 雄山閣出版)p139~167【第3章 旅と弁当】あり。
6『辨當箱 宴と旅の器(特種製紙コレクション)』(荒川 浩和/編著 しこうしゃ図書販売)
特種製紙株式会社収蔵の弁当箱図録。巻頭に『宴と旅の器 辨當箱』(荒川 浩和/著)を所収。「一.辨當と辨當箱 二.辨當の類例 三.唐物器物の流行 四.辨當箱の成立と展開 五.辨當箱の種類」
7『ビジュアル・ワイド江戸時代館』(小学館)p348「遊興とイベント 花見と名所 吉宗がつくった庶民の遊びの場」に,【花見弁当】のカラー写真1枚と簡単な解説あり。
8『弁当と日本文化(日文研フォーラム 第94回)』(マリア・ロドリゲス・デル・アリサル/述 国際日本文化研究センター)が出版されており,インターネットでも閲覧可能。
「国際日本文化研究センター」トップページ http://www.nichibun.ac.jp/ より,「図書館」→「資料検索」→「リポジトリ」→「国際日本文化研究センター学術リポジトリ」(2012年12月10日確認)
●上記資料1の参考文献
9『翻刻 江戸時代料理本集成 第6巻』(吉井 始子/編 臨川書店)に,『料理早指南』所収あり。
p190~251「2編 華舩集」
●上記資料3の参考文献
10『めし・みそ・はし・わん(民俗民芸双書 76)』(宮本 馨太郎/著 岩崎美術社)p277~286【7 辨當用具】あり。
●上記資料4の参考文献
11『台所用具の近代史(生活と技術の日本近代史)』(古島 敏雄/著 有斐閣)
索引から【弁当箱】を引くと,台所用具の素材に関する文中に言葉は出てくるが,弁当の歴史についてのまとまった記述は見つけられなかった。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 風俗習慣.民俗学.民族学 (380 9版)
- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 弁当
- 食生活
- 漆器
- 食器
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000126799