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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
埼玉県立久喜図書館 (2110009)管理番号
(Control number)
埼熊-2012-121
事例作成日
(Creation date)
2012年06月29日登録日時
(Registration date)
2012年09月20日 11時59分更新日時
(Last update)
2012年11月28日 13時19分
質問
(Question)
織田信長の日蓮宗弾圧について、どのような政策がとられたのか、具体的な内容を知りたい。
回答
(Answer)
信長が日蓮宗に対して行った政策は、安土宗論(あづちしゅうろん)。
これは、天正7年(1579)、信長の命により近江(滋賀県)安土浄厳院で行われた、浄土宗と日蓮宗の教義上の優劣や真偽についての論争。信長から日蓮宗抑圧の内意を受けた判定者は、浄土宗の勝ちとし、日蓮宗側が詫び証文を提出し、京都の寺々は罰金を納めたというもの。
この情報源として、以下の資料を紹介した。
『織田信長事典』(岡本良一[ほか]編 新人物往来社 1989)
『国史大辞典 1』(吉川弘文館 1979)
『日本仏教史 7 近世篇之 1』(辻善之助著 岩波書店 1952)
『岩波仏教辞典』(中村元〔ほか〕編 岩波書店 2002)
回答プロセス
(Answering process)
〈織田信長〉の以下の伝記を調査するが手がかりなし。
『私の織田信長』(小野沢知之編著 ひかる企画 2001)
『織田信長という歴史』(金子拓著 勉誠出版 2009)
『織田信長の尾張時代』(横山住雄著 戎光祥出版 2012)
『信長革命』(藤田達生著 角川学芸出版 2010)
『信長戦記』(志村有弘著 改訂新版 ニュートンプレス 2003)
『信長とは何か』(小島道裕著 講談社 2006)
織田信長に関する事典形式の資料を調査
『織田信長総合事典』(岡田正人編著 雄山閣出版 1999)
「織田信長事績編」は年表だが、日蓮宗関連事項を探し出すのは困難。上記『新編日蓮宗年表』であがっている年月日を見るが、掲載があるのは天正7年5.27の安土浄厳院での問答のみ。p64「天正7年5.27 浄土宗と法華宗(日蓮宗)の僧侶、安土城下の浄厳院で宗論する。信長、計略して法華宗を屈服させ他宗に対して法難しないことを誓約させる(大雲院文書)」とあり。
『織田信長事典』(岡本良一[ほか]編 新人物往来社 1989)
p94-「宗教政策」中に法華宗(日蓮宗)対策の記述あり(p100-104)。ここであげているのは、上記天正7年5月27日の安土城下での宗論のみ。ここでも信長の仕組んだこととしている。
『考証織田信長事典』(西ケ谷恭弘著 東京堂出版 2000)
p40-42「仏教勢力の台頭を嫌う」という項の中に〈日蓮宗〉についての記述もあり。日蓮宗を利用した(朝日日乗という日蓮宗の上人の存在と洛中にある城郭構えの本圀寺や妙顕寺・本能寺などの日蓮宗寺院)という記述と天正7年5月27日の安土城下での宗論についての記述。


〈日蓮宗〉に関する資料を調査
『日蓮辞典』(宮崎英修編 東京堂出版 1978)手がかりなし。
『新編日蓮宗年表』(影山堯雄編 日蓮宗宗務院 1989)
 別冊の『新編日蓮宗年表 別冊総索引』(影山堯雄編 日蓮宗宗務院 1989)に〈織田信長〉の項あり。該当しそうな箇所を確認する。
 p181 永禄11年(1568)9.20 織田信長、京都妙顕寺に禁制を掲ぐ(顕書)
 p181 永禄11年(1568)12月 織田信長、京都妙顕寺へ永寄宿並に非分課役の免状を与う(顕書・霊記)
 p182 永禄12年(1569)4.20 織田信長、京都妙顕寺の兵士寄宿を免除せしむ(顕書)
 p185 元亀元年(1572)3月 織田信長、摂津尼崎長遠寺に禁制を掲ぐ(寺書)
 p190 天正7年(1579)5.27 日珖・日諦等、織田信長の命に依り、安土浄厳院に浄土宗と問答す(行記・仏承・安論・信長記・別統・安問・浄安伝)

〈安土宗論〉についての調査
日蓮宗と法華宗について
『仏教宗派辞典』(金岡秀友編 東京堂出版 1982)
p192-204〈日蓮宗〉「法華宗ともいう」とある。
p229-230〈法華宗〉「日蓮系。日蓮教団を総称していう。また、日蓮宗という。法華宗の呼称は日蓮自ら用いているもので・・・」とあり、広義では、日蓮宗=法華宗ととらえても差し支えないと思われる。
〈安土宗論〉について
『国史大辞典 1』(吉川弘文館 1979) p209〈安土宗論〉
『日本仏教史 7 近世篇之1』(辻善之助著 岩波書店 1952) p29-85「第3節 安土宗論」に詳しい記述あり。p39に「安土宗論は、信長の法華宗に対する政策を見るべき唯一の事件」とあり。
『岩波仏教辞典』(中村元[ほか]編 岩波書店 2002) p11〈安土宗論〉 p493〈宗論〉
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
個人伝記  (289 9版)
各宗  (188 9版)
日本史  (210 9版)
参考資料
(Reference materials)
『織田信長事典』(岡本良一[ほか]編 新人物往来社 1989)
『国史大辞典 1』(吉川弘文館 1979)
『日本仏教史 7 近世篇之 1』(辻善之助著 岩波書店 1952)
『岩波仏教辞典』(中村元〔ほか〕編 岩波書店 2002)
キーワード
(Keywords)
織田 信長(オダ ノブナガ)
日蓮宗
法華宗
安土宗論
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
調査種別
(Type of search)
事実調査
内容種別
(Type of subject)
人物
質問者区分
(Category of questioner)
個人
登録番号
(Registration number)
1000111575解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
解決
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