レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20110907
- 登録日時
- 2011/10/20 02:01
- 更新日時
- 2011/12/27 16:09
- 管理番号
- B2011口頭0907
- 質問
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解決
複数の温度条件による水の密度(density)を掲載している資料はないか。
- 回答
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ご照会の事項について以下のとおり回答します(【 】内は当館請求記号です)。
複数の温度条件による水の密度について掲載している資料(1)-(11)、データベース(12)-(13)がありましたので、ご案内します。
(1) 『化学便覧.基礎編 2』(改訂5版 丸善 2004.2 【PA2-H22】)
「表6.4 水の密度ρ」(p.II-4)で、0-100℃における水の密度(0-50℃は1℃ごと、50-100℃は5℃ごと)を掲載しています。
(2)『化学の単位・命名・物性早わかり』(改訂版 オーム社 1992.8 【PA23-E74】)
「表3.5 水の物性 (その1)」(pp.88-91)で、0-100℃(1℃ごと)の水の密度を掲載しています。
(3)『化学大辞典. 9』(縮刷版 共立出版 1964.3(第34刷:1993.6) 【PA2-G24】)
「みず 水、酸化水素」(pp.18-19)では、p.18に「表IV 水の密度と比容」を掲載しており、-10~50℃は5℃ごと、50~100℃は10℃ごとと、4℃における密度を記載しています。
(4)『カーク・オスマー化学大辞典』(丸善 1988.9 【PA2-E12】)
「水 Wataer」(pp.1360-1367)では、p.1361に「表3 水のおもな性質[101.3kPa (1atm)]」を掲載しており、25℃と0℃における密度を記載しています。
(5)『物理データ事典』(朝倉書店 2006.7 【MC2-H14】)
「表11.1 密度の温度依存性 (a) 標準大気圧力下における水(降水)」(p.206)では、化学的に純粋な降水(蒸留した水道水など)の0-100℃における値を掲載しています。
「表11.2 飽和状態における水および水蒸気の物性」(pp.207)では、飽和液体と飽和蒸気の10-370℃(10℃ごと)と、0.01,99.974,373.946℃の密度を掲載しています。
(6)『新編熱物性ハンドブック』(養賢堂 2008.3 【MC141-J4】)
「Table B-4-9-1 水の常圧における熱物性値(Thermophysical properties of H2O at 101.325kPa)」(p.72)、「Table B-4-9-2 水の飽和状態の熱力学的性質(Thermodynamic properties of H2O at saturation state)」(p.72)、「Table B-4-9-4 水の密度(Density of H2O)ρ(kg/m^3)」(p.73)、「Table B-4-10-1 飽和状態のD2Oの熱力学的性質(Thermodynamic properties of D2O at 1saturation state)」(p.76)の各表において、様々な条件下での水の密度を掲載しています。
(7)『伝熱工学資料』(改訂第5版 日本機械学会 2009.5 【M261-J19】)
「表1 水の密度 ρ(kg/㎥)」(p.292)では、複数の温度条件、圧力条件における水の密度を掲載しています。
[収録範囲]
温度:0,25,50,100,150,200-900(100℃ごと)℃
圧力:0.01,0.1,0.2,0.5,1.0-5.0(1MPaごと),7.5,10,15,20,25,30-100(10MPaごと)MPa
(8)『CRC Handbook of Chemistry and Physics』(91st ed. CRC Press 【Z63-C694】)
「Standard Density of Water(水の密度)」(pp.6-7~6-8)に、101325Pa(1atm)における水の密度(0.1~40.0℃は0.1℃ごと、40.0~99.0℃は1℃ごとと、99.974℃)を掲載しています。
(9)『Lange's handbook of chemistry』(16th ed. McGraw-Hill c2005 【PA2-B22】)
「TABLE 1.8 Density of Mercury and Water(水銀と水の密度)」(p.1.91)では、101,325Pa (1atm)における水の密度について、0-100℃(2℃ごと)の値を掲載しています。
(10)『Rompp Chemie Lexikon』(9., erw. und neubearbeitete Aufl. c1989-1992 【PA2-A89】)
第6巻 pp.4993-4999に、「Wasser(水)」を掲載しており、「Tab.1.: Dichte des Wassers zwischen 0 und 20℃(表1 0-20℃における水の密度)」(p.4994)に、0℃(Eis:氷)、0℃(Wasser:水)、4,10,20℃における密度を記載しています。
(11) 『Landolt-Bornstein 第6版』(Springer 1950- 【530.83-L258z6】)
「4061 Dichte von luft freiem Wasser in g/cm bei der Temperatur t in ℃ und normalem Atmosphärendruck von 760 Torr = 101,250 bar(標準大気圧101,250 barにおける水の密度)」(6th ed. IV/1 pp.101-102)に、0-60℃(0.1℃ごと)の水の密度を掲載しています。
(12)理科年表プレミアム(当館契約データベース:館内限定)
「2011:物理/化学部:水の密度」に、0-99℃(1℃ごと)の水の密度を記載しています。
(13)Reaxys(当館契約データベース:館内限定)
「Substances and Properties」から構造式、名称、CAS番号などを入力して検索すると、物性値や利用例などを調べられます。
「Water」の検索結果から、「Physical Data」、「Density of the Crystal」の順にクリックすると、複数の温度条件における水の結晶密度(Density of the Crystal)と参考文献がヒットします。
その他調査済資料
・『化学辞典』(第2版 森北出版 2009.12 【PA2-J31】)
・『実用化学辞典』(新装版 朝倉書店 2007.11 【PA2-J3】)
・『化学大辞典』(東京化学同人, 1989)【PA2-E25】
・『化学データブック 1(無機・分析編)』(朝倉書店 2003.3 【PA2-H3】)
・『常用化学定数表』(第3版 広川書店 1989.5 【PA2-E29】)
・『Rompps chemisches Worterbuch』(Franckh [1969] 【PA2-34】)
・『World of chemistry』(Gale Group c2000 【PA2-A138】)
データベースの最終アクセス日は、2011年10月1日です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 無機化学 (435)
- 参考資料
- キーワード
-
- 密度
- density
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000093532