レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/05/04
- 登録日時
- 2010/10/28 02:03
- 更新日時
- 2010/12/01 10:56
- 管理番号
- 埼久-2010-028
- 質問
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解決
地球と宇宙について4点知りたい。①地球の重量、②地球の体積(何億立方メートルか)、③太陽系を含む銀河のはしからはしまでの長さ、④「宇宙の中には太陽系を含んだ銀河が1千億個ある」と聞いたが、この表現が正しいか。
- 回答
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①地球の重量
『天文年鑑 2010』(国立天文台 平成22年)
p187「地球に関するデータ」の中に「質量5.974×10の24乗㎏」とあり。
『宇宙の不思議がわかる!』(実業之日本社 2008)
p24に「5.974×10の24乗㎏」とあり。
②地球の体積(何億立方メートルなのか)
『宇宙の不思議がわかる!』
p24「地球の直径1万2756㎞」とあり。
『図説*科学の百科事典 7』
p156「地球のデータ」表に体積1.083×10の27乗CCとあり。
③太陽系含む銀河の長さ
『宇宙の不思議がわかる!』
p86「…銀河系は直径がおよそ10万光年ある巨大な星の集まりです。この範囲に、恒星がおよそ2000億個はあると考えられています。…」
『宇宙(ポプラディア情報館)』(ポプラ社 2007)
p86「…わたしたちの太陽系もそうした銀河のひとつふくまれています。わたしたちの銀河は銀河系(天の川銀河)とよばれています。」
p87「…わたしたちの銀河系のかたちは中央が少しふくらんだ薄い円盤になっていることがわかってきました。…円盤の直径は約10万光年、厚さは中心付近のもっとも厚い部分でおよそ1万5000光年ですが、太陽系近くでは2000光年ほどしかありません。」とあり。
④「宇宙の中に太陽系を含んだ銀河は一千億個ある。」の表現について
『ジュニア学研の図鑑 宇宙』(学習研究社 2008)
p116「銀河の世界」「…わたしたちの生きている宇宙には多数の銀河がちらばっており、その数は1000億個以上ともいわれています。」
『宇宙(ポプラディア情報館)』
p112「宇宙には、銀河系と同じような恒星の大集団である銀河が、たくさん存在しています。その数は少なくとも1000億個以上はあることがわかっています。」
『宇宙の進化がわかる事典』(PHP研究所 2009)
p21「銀河はたくさんの星やガスなどの集まりです。宇宙には数千億個の銀河があると考えられています。…」
p22「…わたしたちの地球がある銀河を「銀河系」または「天の川銀河」といいます。…銀河系には1,000億個以上の星があるとされています。…」と記述あり。
*上記の記述があることから、この説明は正確には「宇宙の中に太陽系を含んだ銀河は一千億個以上ある。」というのが正しいようである。
- 回答プロセス
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②地球の体積(何億立方メートルなのか)
『理科年表 2010』
p78「惑星間の定数表」があるが、体積は地球が基準値1として記されており不明。
Web情報
《Wikipedia》
〈地球〉の項では「1.08321×10の12乗?」の記述があるが出典不明。
《学研(がっけん)サイエンスキッズ》
科学(かがく)なぜなぜ110番(ばん)のページに以下の記述があるが出典不明。
「地球(ちきゅう)の大(おお)きさ(体積(たいせき))はどれくらいあるの」
「地球(ちきゅう)の体積(たいせき)は、およそ1兆(ちょう)833億(おく)1978万(まん)Km2(立方キロメートルの間違いか。)です。(以下略)」
(http://kids.gakken.co.jp/kagaku/110ban/text/1329.html 2010/05/13最終確認)
- 事前調査事項
- NDC
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- 天文学.宇宙科学 (440 9版)
- 参考資料
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- 『天文年鑑 2010』(国立天文台 平成22年)
- 『宇宙の不思議がわかる!』(甲谷保和 実業之日本社 2008)
- 『図説*科学の百科事典 7 地球と惑星探査』(朝倉書店 2008)
- 『宇宙(ポプラディア情報館)』(ポプラ社 2007)
- 『ジュニア学研の図鑑 宇宙』(学習研究社 2008)
- 『宇宙の進化がわかる事典 ビッグバンから137億年』(縣秀彦 PHP研究所 2009)
- キーワード
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- 地球
- 太陽系
- 銀河
- 宇宙
- 天文学
- 重量
- 体積
- 面積
- 距離
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000072985