レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005年08月01日
- 登録日時
- 2005/08/25 10:03
- 更新日時
- 2018/01/19 14:00
- 管理番号
- edo2005-08
- 質問
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解決
「お江戸日本橋七ツ立ち」の「七ツ」は現在の何時か。
- 回答
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【資料1】『東海道五十三次ハンドブック』【資料2】『今昔東海道独案内』では「午前四時頃」と説明されています。
ただし、江戸時代は現代とは時刻制度が大きく異なります。江戸時代の時刻制度では「日の出と日の入りを境に昼夜を区別し、それぞれを六等分」(【資料3】『江戸時代館』)しました。これを不定時法と言いますが、「時刻の区分が季節によって変化する」(【資料4】『目からウロコの江戸時代』)のです。つまり、歌詞中の「七ツ」は「明け六ツ」より早く、夜明け前という事に変わりありませんが、現在の何時かという答えは、厳密には季節によって違うということになるでしょう。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 時法.暦学 (449)
- 参考資料
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- 【資料1】『東海道五十三次ハンドブック』森川昭 三省堂 1997年 2913/34/97 p.5
- 【資料2】『今昔東海道独案内』今井金吾 日本交通公社 1994年 2915/16/94 p.22
- 【資料3】『江戸時代館』竹内誠監修 小学館 2003年 2105/1128/003-S0 p.320
- 【資料4】『目からウロコの江戸時代』武田櫂太郎 PHP研究所 2003年 2105/1132/003 p.35
- 【資料5】『暦 日本史小百科』広瀬秀 近藤出版社 1990年 2100/59/5
- 【資料6】『大江戸生活体験事情』石川英輔・田中優子 講談社 1999年 2105/1017/99
- 【資料7】『江戸の時刻と時の鐘』浦井祥子 岩田書院 2002年 4491/1/002
- 【資料8】『暦と時の事典』内田正男 雄山閣 1986年 4490/5/86
- 【資料9】『暦の百科事典』暦の会編 本の友社 1999年 4490/7/99
- キーワード
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- 時刻
- お江戸日本橋
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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社団法人日本時計協会(http://www.jcwa.or.jp/)(2014/4/1確認)
国立天文台(http://www.nao.ac.jp/index.html)(2014/4/1確認)
(類似事例)新潟県立図書館「江戸時代の時刻制度について教えて欲しい」https://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000025881
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000023665