レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20031027
- 登録日時
- 2005/02/04 02:15
- 更新日時
- 2005/11/29 16:45
- 管理番号
- D2003F2158
- 質問
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解決
合景画について、描く対象の組み合わせで名づけた「名称」と「絵」の持つ意味について知りたい。『墨場必携』(清雅堂)所収の「数目謎語類」には、64種の合景画の名称を載せている。「忠孝雙全」=葵、萱草、「一笑」=竹、犬などの組み合わせがあげられているが、なぜこのような名称をつけたのか知りたい。
- 回答
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「忠孝雙全」「一笑」といった画題の意味、解説、出典等を調べる資料として次の資料があります。
(1)『東洋画題綜覧』 金井紫雲 国書刊行会 1997.5
(2)『画題辞典』 斎藤隆三 国書刊行会 1977.6
ちなみに、(2)の「忠孝雙全」の項では、以下の記述があります。
「ちうかうさうぜん 忠孝雙全
葵と萱草とを畫く、萱草は百合科の植物、葵は宋の程槃が名花三十客を撰び、日に従つて花は廻るといふ意味から、忠客と呼び忠の象徴としたことにより、又萱草はその母の齢を忘るるほど長壽を祈るといふことから、わすれ草といひ、母を稱して萱堂といふ孝に象るもの。」
< >内は当館請求記号
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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〔典拠〕『墨場必携』(清雅堂)、『日本南画描法全書』(文進堂)
- NDC
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- 東洋画 (722 9版)
- 参考資料
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東洋画題綜覧 金井紫雲 国書刊行会 1997.5
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画題辞典 斎藤隆三 国書刊行会 1977.6
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東洋画題綜覧 金井紫雲 国書刊行会 1997.5
- キーワード
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- 合景画
- 絵画-中国
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 公共図書館
- 登録番号
- 1000014434