1 収入源などについて
次の資料に能役者の収入源などについての記述あり。
・能のちから 観世銕之丞/著 青草書房 2012
p.237-270「能とは何か?~観世銕之丞が語る、能楽師の日常」の項の
p.239に次の記述あり。
「また、公演の収入といっても能の場合はとても少ないといっても過言ではないので、
それだけで暮らしが成り立たないことも多く、
そのためにお素人の方に能をお教えして、月謝をいただくことも生活の柱の一つです。」
・伝統芸能家になるには 佐貫百合人/著 ほるぷ出版 1982(なるにはbooks49)
p.124-125「伝統芸能家の生活と収入」に「能楽の場合」あり。
2 関連資料
次の関連資料を確認したが、
「能役者の日々の暮らし、修行から独立までの道のり、収入源など」
についての記述は見当たらなかった。
・能 650年続いた仕掛けとは 安田 登/著 新潮社 2017
p.203-220に「2 能を習おう!」という項目があり、
どこで習えばいいか、どんな準備が必要が、月謝はいくらくらいか、
などの説明あり。
・能・狂言事典 西野春雄/編,羽田昶/編 新版 平凡社 2011
p.502-545に「参考図書目録 能」あり。
この「参考図書目録 能」には、
明治元年から平成10年までに刊行された能に関する単行本等が掲載されているが、
単行本のタイトルから、「能役者の日々の暮らし、修行から独立までの道のり、収入源など」
について書かれていると判断できそうなものは見当たらなかった。