レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/3/15
- 登録日時
- 2011/08/24 02:00
- 更新日時
- 2011/08/25 16:57
- 管理番号
- 福参-0644
- 質問
-
解決
小倉藩の藩主小笠原家ゆかりの郷土料理「糠漬け」について、その背景やどのようにひろがったか、そして今どのように継承されているかなどの一連の流れを調べたい。
- 回答
-
『ふるさとの自然と歴史 通巻307号』 (歴史と自然をまもる会 1971 p.22-23)
小倉のぬか漬けは「床漬け」「百年床」の愛称で親しまれている。”むかしは小笠原藩の保存食だったぬか床漬けが、小倉旧家に伝わり庶民の間にも広まり、今に伝わっている。”と紹介されている。
寛永6年(1636)に細川忠利に代わって小倉に移封された小笠原忠真が、領主だった信濃国松本(信州)より持ち込んだのが起源。
小笠原家が武田信玄に敗戦した際、信玄が兵糧として味噌を大切にしていたことに感激し、糠味噌料理を取り入れた。
忠真公も常にぬか床を持ち歩き、床の間に置いて大事にしていたので、床の間に置かれるくらい清潔で、良い香りがするものということで庶民にも愛され、各家庭で糠床を継承する習慣が根付いたとある。
『味のふるさと 13 福岡の味』 (角川書店1978 p.92-95)
現在でもぬか床(ぬか味噌)を大切に受け継いでいるエピソードが紹介されている。
○インターネット
小倉城『糠蔵』
http://item.rakuten.co.jp/nukagura/c/0000000119/ (最終確認2011.3.30)
カテゴリトップ > ぬか漬け材料 <小倉城のぬか床>
小倉城内にある、百年床を使った専門店のホームページ。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 食品.料理 (596 8版)
- 参考資料
-
- 1 福岡県の郷土料理 楠 喜久枝∥著 同文書院 1984.9 K596//フ p.150-154
- 2 ふるさとの自然と歴史 通巻307号 歴史と自然をまもる会 1971 M/KC/206 p.22-23
- 3 味のふるさと 13 角川書店 1978 K596//フ p.92-95
- 1 漬けものの絵本 2 農山漁村文化協会 2009.6
- 2 漬物入門 宮尾/茂雄?著 日本食糧新聞社 2000.11 628/8/11
- 3 漬物 室岡高治∥著 雄図社 1950 628/8/1
- キーワード
-
- 糠漬け 小倉藩 小笠原藩 福岡県
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000090326