レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年10月17日
- 登録日時
- 2009/01/17 13:32
- 更新日時
- 2009/01/19 15:12
- 管理番号
- C08-003
- 質問
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解決
手の断面構造図で具体的な数値の記載があるものを探している。(本学所蔵の資料で)
指の中程の断面図、表皮、真皮の厚さの値、主成分(脂肪が何%かなど)
- 回答
-
【本学所蔵資料】
①『日本人のからだ:健康・身体データ集』鈴木隆雄著(朝倉書店,1996)
②『標準皮膚科学』瀧川雅浩,富田靖,橋本隆編(医学書院,2007)
③『断層解剖カラーアトラス』Harold Ellis,Bari M. Logan,Adrian K. Dixon著 ; 年森清隆,伊藤千鶴訳(南江堂,2003)
【Web 資料】
④『群馬大学医学部・電子図書館・人体組織ミュージアム』
http://anatcb.dept.med.gunma-u.ac.jp/~anat1his/index2.htm(最終アクセス2009.01.17)
以上を紹介。①②④には各部位の名称と数値の記載あり。③には該当の断面の記載あり。
- 回答プロセス
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(1)質問事項の確認
利用者にレファレンス受付表に簡単な図説を書いてもらい、手のどの部分の断面構造図で、どのような表記があるものかを確認した。
その図説によって実際にどのようなものを欲しているのか、具体的に理解できた。
論文に引用したいので信頼性のある資料で、立命館にあるものをとのこと。
『アトラス解剖学』は調査済み、図はあるが数値の記載が無かった。
(2)所蔵調査
本学OPACで「人体 構造」と入力し、ヒットした解剖学分野の資料を確認していく。図や写真と各部位の名称の記載はあるが、各組織の数値は見つからなかった。
皮膚科学分野の資料についても確認すると、『標準皮膚科学』瀧川雅浩,富田靖,橋本隆編(医学書院,2007)に皮膚組織についての解説、簡単な数値の表示があった。
『断層解剖カラーアトラス』Harold Ellis,Bari M. Logan,Adrian K. Dixon著 ; 年森清隆,伊藤千鶴訳(南江堂,2003)には手指の中程の断面写真があった。
『国立国会図書館 テーマ別調べ方案内』http://www.ndl.go.jp/jp/data/theme/theme_honbun_400192.html(最終アクセス2009.01.17)
に「人体のサイズ(人体サイズ)を調べる参考図書」として『日本人のからだ:健康・身体データ集』鈴木隆雄著(朝倉書店,1996)が紹介されていた。
「日本人の健康状態や身体的特徴に関する広範で総合的なデータ集で、(中略)入手が難しいデータについてまとめられている」資料で、解剖学的な見地で人体のサイズを知ることができるよう。
この資料は本学に所蔵があったので、確認してみる。
皮膚の厚さの平均や、その中でも手足の皮膚は厚いなどの説明があり、体の各部位のメラニン量の比較の表示も記載されていた。
(3)Web資料調査
Googleで「人体 解剖」と入力するとメディア総合研究所の『人体解剖図・解剖学用語辞典』というページがヒットした。医学に関する資料集が集められており、その中の解剖学分野の
『群馬大学医学部・電子図書館・人体組織ミュージアム』
http://anatcb.dept.med.gunma-u.ac.jp/~anat1his/index2.htm(最終アクセス2009.01.17)
に上皮組織の断面構造図と各部位の名称が記されていた。
本学所蔵の資料だとここまでが限界と判断し、調査終了。利用者に以上の資料を紹介する。
『日本人のからだ:健康・身体データ集』鈴木隆雄著(朝倉書店,1996)
こちらの資料が有用となった様子。
- 事前調査事項
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『アトラス解剖学』は調査済み、図はあるが数値の記載が無し。
- NDC
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- 基礎医学 (491 9版)
- 外科学 (494 9版)
- 参考資料
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『国立国会図書館 テーマ別調べ方案内』
http://www.ndl.go.jp/jp/data/theme/theme_honbun_400192.html (最終アクセス2009.01.17)
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『国立国会図書館 テーマ別調べ方案内』
- キーワード
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- 人体
- 構造
- 断面
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 大学院生
- 登録番号
- 1000050781