レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012/10/18
- 登録日時
- 2014/11/08 00:30
- 更新日時
- 2014/11/11 10:50
- 管理番号
- 所沢新所-2014-006
- 質問
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解決
ローヤルゼリーの詳細について知りたい。
- 回答
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ローヤルゼリーは、若き働き蜂が女王蜂を育てるために咽頭腺から出す栄養価のある分泌物です。
詳細は下記資料に記載されています。
〇『健康食品データベース』 Pharmacist's Letterエディターズ/編 第一出版 2007年
〇『広辞苑』 新村出/編 岩波書店 2008年
〇『新ローヤルゼリー健康法』 井上敦夫/著 現代書林 1990年
〇『現代用語の基礎知識 2014 』 自由国民社
〇『世界大百科事典 30 』 平凡社 2007年
〇『日本大百科全書 24』 小学館 1988年
〇『花粉学事典』 日本花粉学会/編集 朝倉書店 2008年
- 回答プロセス
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1.所蔵資料の内容確認
〇『健康食品データベース』 Pharmacist's Letterエディターズ/編 第一出版 2007年
p417~418 「[英名]ROYAL JELLY [一般名]ローヤルゼリー]として、名称(学名)、安全性、効能効果、有毒作用、相互作用、用法容量の記載あり。学名「Apis mellifera.」。
また、「※この健康食品の一般名は日本では確定していない。学名から判断することが望ましい」との注記あり。
同図書内の以下の項目の学名も「Apis mellifera」である。
p.44「[英名]BEE VENOM [一般名]ハチ毒」
p.47「[英名]BEESWAX [一般名]ミツロウ(蜜蠟)」
p.274「[英名]HONEY [一般名]ハチミツ」
〇『広辞苑』 新村出/編 岩波書店 2008年
p2996 「ロイヤル」の項目内に「―‐ゼリー」[~jelly]の項目あり。
「若い働き蜂の咽頭腺の分泌物。これを与えられた幼虫が女王蜂となる。高蛋白質で、ビタミンB複合体などを含む。」と記載あり。
学名[Apis mellifera.]での記載なし。
〇『新ローヤルゼリー健康法 』 井上敦夫/著 現代書林 1990年
全編に渡ってローヤルゼリーについて記載あり。各章の見出しは以下の通り。
第1章:ミツバチ、その神秘な魔力の秘密
第2章:ローヤルゼリーの奇蹟をさぐる
第3章:ローヤルゼリーが果たす民間療法
第4章:長生きに挑戦する健康法
第5章:ローヤルゼリーは簡単に採取できる?
〇『現代用語の基礎知識 2014 』 自由国民社 2014年
p.1275 「ローヤル・ゼリー/ロイヤル・ゼリー [royal jelly]」の項目あり。
「若い働き蜂が女王蜂を育てるために出す分泌物で、栄養剤となる。」と記載あり。
学名[Apis mellifera.]での記載なし。
〇『世界大百科事典 30 』 平凡社 2007年
p.468 「ローヤルゼリー royal jelly」の項目あり。
「王乳ともいう.ミツバチの孵化後3日齢から13日齢ころまでの若い働きバチの下咽頭線と上顎腺から分泌される乳白色で酸味を呈するホルモン様物質をいい,はちみつとはその成因・成分がまったく異なる.~(後略)」と始まり、ローヤルゼリーの栄養について、成分について、医療的効果の研究報告などの記載あり。
〇『日本大百科全書 24』 小学館 1988年
p. 455 「ロイヤルゼリー royal jelly」の項目あり。
「ミツバチの働きバチが女王バチに与える餌で、王乳ともいい、ローヤルゼリーとも呼ばれる。~ (後略)」とあり、〔成分〕の項に「ロイヤルゼリーの主成分はタンパク質で、乾量の約50%を占め、牛乳のカゼインに匹敵する。~ (後略)」と記載あり。
〇『花粉学事典』 日本花粉学会/編集 朝倉書店 2008年
p.350 「ローヤルゼリー royal jelly」の項あり。
「ミツバチ生産物の1つ.本来は若い働き蜂(育児蜂)が下咽頭腺及び大腮腺から分泌し,女王蜂に与える餌である.蛋白質・糖質・に富み,ビタミン・ミネラルを含んだバランスのとれた完全食.~ (後略)」と記載あり。
2.下記資料には学名である[Apis mellifera]について記載されていましたが、ローヤルゼリーとは関連性がありませんでした。
×『世界大百科事典 27』 平凡社 2007
p.404 「ミツバチ 蜜蜂 honey bee」の項目内に「膜翅目ハナバチ上科ミツバチ科ミツバチ属Apisに属する昆虫の総称.日本には,ニホンミツバチ A.ceranaとセイヨウミツバチ A.melliferaの2種類が産する.~(後略)」と記載あり。
セイヨウミツバチの学名として[Apis mellifera]の表記があるのみでローヤルゼリーについての説明なし。
×『南山堂医学大辞典』 南山堂 2006
p.1989 「ハチミツ(蜂蜜)」の項目内に「ヨーロッパミツバチ Apis mellifera L. またはトウヨウミツバチ Apis indica Rodoszkowskiの巣に集めた甘味物.~(後略)」と記載あり。セイヨウミツバチの学名として[Apis mellifera]の表記があるのみでローヤルゼリーについての説明なし。
- 事前調査事項
- NDC
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- 衛生学.公衆衛生.予防医学 (498 9版)
- 参考資料
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- 健康食品データベース Pharmacist's Letterエディターズ/編 第一出版 2007.2 498.583 978-4-8041-1096-7
- 広辞苑 新村出/編 岩波書店 2008.1 813.1 978-4-00-080121-8
- 新ローヤルゼリー健康法 井上敦夫/著 現代書林 1990.2 498.5 4-87620-340-7
- 現代用語の基礎知識 2014 自由国民社 2014.1 031 978-4-426-10142-8
- 世界大百科事典 30 平凡社 2007.9 031
- 日本大百科全書 24 小学館 1988.11 031 4-09-526024-6
- 花粉学事典 日本花粉学会/編集 朝倉書店 2008.5 471.3 978-4-254-17138-9
- キーワード
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- ローヤルゼリー
- ロイヤルゼリー
- 健康食品
- ヨーロッパミツバチ
- 蜂蜜
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000161906