レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006.03.15
- 登録日時
- 2012/02/02 02:00
- 更新日時
- 2012/02/02 02:00
- 管理番号
- 新市図-00934
- 質問
-
未解決
世界恐慌から第2次世界大戦敗戦までの時代の,国民健康保険組合について調べたい。特に,中野小屋地区と佐渡の金井町の例についての資料を捜している。
- 回答
-
(1)『新潟市史 通史編4 近代下』(新潟市史編さん近代史部会編集 新潟市 1997)
p440「第3章戦時下の新潟」に中野小屋地区の国民健康組合についての記述あり。
(2)『図説佐渡の歴史』(郷土出版社 1998)に佐渡金井町について医療組合を設立したという記述はあったが,国民健康保険組合の設立年次や関係する記述はみつけられなかった。
- 回答プロセス
-
中野小屋地区の国民健康保険組合については,新潟市史の索引を探したところ『新潟市史 通史編4 近代下』(新潟市史編さん近代史部会編集 新潟市 1997)の「第3章 戦時下の新潟」のなかに関係する記述を見つけた。そこに「(昭和)十三年に「国民健康保険法」が制定されて,当初は任意加入で始まったが,(略)十七年には国民健康保険組合の強制設立,組合加入の義務が打ち出された。中野小屋村は十七年十二月に,組合員資格のある者六三四人のうち,六〇九人を組合員として国民健康保険組合を設立した。(略)十九年には新潟県内では新潟市を除くすべての市町村が,国民健康保険組合を設立した」とあった。
佐渡の金井町については,上記資料に十九年には新潟市以外は設立されていたとあったので,それを参考に年表等で設立年次を探した。『図説佐渡の歴史』(郷土出版社 1998)の記述に,「昭和初期,生活窮乏のため農民は病気になっても医者に見てもらえない状態が続いた。佐渡産業組合連合会長の本間長治らが周囲を説得し昭和8年に医療組合を設立,昭和10年に努力の末佐渡病院を建設し診療が開始された」という内容の記述があった。しかし,国民健康保険組合の設立年次や関係する記述は見つけられなかった。
『金井の百年』(金井の百年編集委員会編 金井町 2004)にも記述はなかった。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 北陸地方 (214 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 国民健康保険組合
- 中野小屋
- 金井町
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 一般利用者
- 登録番号
- 1000100976