レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/12/28
- 登録日時
- 2012/01/14 02:02
- 更新日時
- 2012/03/20 16:22
- 管理番号
- 6000006361
- 質問
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解決
2011年11月の豊中市広報に載っていた、塩野義製薬という会社について詳しく知りたい。
- 回答
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塩野義製薬株式会社(しおのぎせいやくかぶしきがいしゃ)は、大手製薬会社のうちの1社で、総合薬品メーカー。抗生物質等が製品の主力であり、また高脂血症薬「クレストール」の売上高は2009年度世界第10位であった。
- 回答プロセス
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「日経会社情報」2012新春号(日本経済新聞社)で塩野義製薬を調べる。本社は大阪市中央区道修町。1919年設立、1949年上場。証券コード番号4507、東証1部上場、日経平均株価採用銘柄。平成23年12月現在、国内の医療用医薬品は堅調だが、アメリカの子会社の影響で減収。
また「会社四季報」2012年新春号(東洋経済新報社)によると、塩野義製薬は高脂血症薬クレストールが国内外で好調であり、また抗生物質に定評のある会社。2008年に米国の会社を買収して海外進出を本格化した。この米国事業が赤字で営業減益だが、2011年12月現在の純益は増。
さらに『帝国データバンク会社年鑑2012/92版 西日本1』(帝国データバンク)および『東商信用録 近畿北陸版上巻』(東京商工リサーチ関西支社)で塩野義製薬を調べる。事業内容は「医薬品・診断薬等製造、販売」営業種目は「医薬品及びその関連する事業100%」。『東商信用録』によると、大手製薬会社のうちの一社であり、主力は抗生物質・疼痛治療薬等の医療用薬品とある。平成22年連結は増収増益。
業界内の動向を見るため『業種別業界情報 2011年版』(経営情報出版社)を見る。製薬大手4社の中に塩野義の名前はないが、長期収載品(処方箋が必要な医薬品で特許の切れたもの。知名度が高く販促費が不要)の連結売上高に占める割合は掲載7社中最も低い。
また『最新業界の常識 よくわかる医療業界』(日本実業出版社)p247「世界の医薬品売上高ランキング2009年版」によると、塩野義製薬は2009年度の売上高世界第39位(国内第8位)。また同書p248「世界の大型医薬品売上高ランキング(成分別)2009年版」では、塩野義製薬/アストラゼネカ社の製品「クレストール」が10位に入っている。
なお『第11次業種別審査事典第8巻 美容・化粧品・医薬・医療・福祉・商品小売・金融』(金融財政事情研究会)の「8021 医薬品製造業」の項を見ると、処方箋の必要な医薬品とその他の医薬品の両方を製造する総合薬品メーカーの1つとして塩野義製薬の名が挙げられているが、循環器官・中枢神経系約4種の国内シェアおよび海外企業・国内外資・国内企業の再編動向図の中には塩野義製薬の名は見られなかった。
また、オンラインデータベース「日経テレコン21」で直近1年間の塩野義製薬に関する記事を検索すると、日経新聞朝刊に46件、同夕刊に5件、同地方経済面に24件の記事があり、また日経産業新聞にも73件の記事があることが判明。千里図書館では日経テレコンを自分で操作していただけるため、自分でゆっくりごらんになるとのこと。操作方法を簡単にご説明した。
- 事前調査事項
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塩野義製薬株式会社は、2011年8月に豊中市二葉町に医薬研究センターを完成させ、同社の研究所を集約予定。豊中市とは昭和19(1944)年に二葉町に神崎川工場を開設して以来の縁。
- NDC
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- 薬学 (499 9版)
- 参考資料
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- 「日経会社情報」2012新春号(日本経済新聞社)
- 「会社四季報」2012新春号(東洋経済新報社)
- 『帝国データバンク会社年鑑92版(2012)西日本1』(帝国データバンク)
- 『東商信用録平成22年版上巻』(東京商工リサーチ関西支社)
- 『業種別業界情報2011年版』中小企業動向調査会/編著(経営情報出版社)
- 『よくわかる医療業界』川越 満/著(日本実業出版社)
- キーワード
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- 塩野義製薬
- 医薬品
- 企業情報
- 製薬業界
- ビジネス
- 薬品メーカー
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000099967