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レファレンス事例詳細(Detail of reference example)

提供館
(Library)
岡山県立図書館 (2110029)管理番号
(Control number)
M21031812011880
事例作成日
(Creation date)
2021/03/18登録日時
(Registration date)
2021年04月01日 00時30分更新日時
(Last update)
2021年04月01日 00時30分
質問
(Question)
海藻を使った押し葉の作り方が分かる児童書が読みたい。
回答
(Answer)
①『原色ワイド図鑑 [15]』には、「おし葉標本のつくり方」として、下記のとおり記載があり、イラストや写真も掲載されている。
「用意するもの
①大きい写真用バット2~3個 30cm×40cmぐらいのバットを2~3個用意する。洗面器やたらいで代用してもよい。そのほか、ごみや不要の海そうをすてるためにバケツを用意するとよい。
②おし葉台紙 良質の模造紙を使うとよい。あまりうすすぎても、あつすぎてもよくない。はがき程度のあつさがてごろであり、あらかじめ、はがき大、その1/2、2倍、4倍、8倍など、大小さまざまの台紙を用意する。そして、標本をつくるときは、海そうの大きさにしたがって適当な大きさの台紙を使うようにする。
③すい取り紙 すい取り紙が手に入らないときは新聞紙を使う。新聞紙を四つおりにするとちょうどよい大きさになる。
④段ボール紙 すい取り紙の大きさのもの。すい取り紙の上に重ねてサンドイッチするのに使う。
⑤テトロンブロード(さらしもめん) 海そうはからだにふくむのり分のために台紙とすい取り紙の両方にぴったりとついてしまうものが多い。それをふせぐためのもので海そうの上にテトロンブロードをかけ、その上にすい取り紙をのせてかわかす。布は一反を24枚に切ると、ちょうどよい大きさになる。ガーゼか古いワイシャツやゆかたなどを適当な大きさに切って使ってもよい。
⑥水きり板 ふつうの板でもよいが、すのこのようなものにするとよく水を切るのでつごうがよい。
⑦おし板 すい取り紙よりすこし大きめのややあつい板を2~3枚用意する。
⑧おもし 海そうのからだはやわらかいので、ふつう陸上の植物のおし葉に使うおもしより、軽いものを使う。
⑨ピンセットとはさみ はさみのかわりに安全かみそりの刃を使ってもよい。これらは海そうのごみをとったり、多すぎる枝を切ったり、台紙の上で海そうのからだをととのえたりするのに使う。

標本をつくる順序
①採集した海そうをバットなどにあける。このときは水は入れない。
②からだがもろく、くずれやすい海そうから標本つくりをはじめる。いっぱんに紅そう類にはからだが弱いものが多いので、まず紅そう類からはじめる。つづいて褐そう類・緑そう類の順序でおこなう。
③別のバットに淡水をみたし、標本にしようとする海そうを2~3個体ずつこの中に入れて、からだについている塩分をのぞく。同時に海そうについているごみや多すぎる枝なども取りのぞいて、全体の形をととのえる。淡水につける時間は種類により多少ちがうが、ふつう紅そう類は3~5分、褐そう類と緑そう類は10~30分ぐらいである。しかし、からだのもろいものは、すこし長く淡水につけておくとぼろぼろになるので注意する。
④適当な大きさの台紙を海そうのからだの下に入れ、海そうを上にのせて、ぬきとるように水からだす。1枚の台紙には1種類の海そうをのせる。2種類以上のせるのはよくない。
⑤水切り板をななめに立てかけ、その上に海そうをのせた台紙をおいて水を切る。
⑥段ボール紙をおき、その上にすい取り紙をのせる。
⑦台紙の水がなくなるころを見はからって、海そうをのせた台紙を、すい取り紙の上にならべる。
⑧テトロンブロード(さらしもめん)をかぶせる。
⑨すい取り紙をのせる。
⑩⑥~⑨をくり返す。
⑪終わったらおし板をのせ、さらにおもしをのせる。
⑫段ボール紙の穴の方向に扇風機で風を送る。からだの薄いものは1晩でかわく。かなりあついものでも2~3日でかわくものが多い。
⑬段ボールを使わない場合は、翌日2回すい取り紙をかわいたものとかえる。その後は1日1回すい取り紙をかえる。小さい海そうは2~3日ぐらい、大きい海そうでも4~5日で標本ができあがる。すい取り紙のとりかえは下の図のようにおこなう。
⑭標本がかわいたら、テトロンブロードをしずかにはがす。
⑮台紙につかない海そうは、からだの裏側の数か所にピンセットかマッチのじくの先でゴムのりを点々とつけて台紙にはりつける。台紙につくかつかないかは、種類をきめるときの特ちょうの一つであり、ゴムのりを海そうのからだにべったりつけて台紙にはると、あとになって、海そう自体ののりでついたのか、そうでないのかがわからなくなってしまう。また、セロハンテープはあとではがれてしみが残るので、使わない。
⑯できあがった海そう標本は、大きさがまちまちであるから、できれば同じ大きさの台紙にはって、全体の大きさをそろえる。このとき使う台紙はややあつい良質の模造紙を新聞紙四つおり大に切ったものを使うとよい。
⑰標本台紙の右下すみにラベルをはり、ここに学名・和名・採集場所・採集年月日・採集者名などを記入しておく。これらの記入のない標本はほとんど価値がない。形や大きさのまちまちな標本は、スクラップブックや写真用アルバムにはって保存してもよい。
・やわらかでぬるぬるした標本
淡水を入れてからだについている塩分をのぞいたあと、台紙の上にのせて形をととのえ、そのままほこりのたたない場所でかげぼしにする。こうすると、自然にかわいて台紙にぴったりくっつく。ウミゾウメン・ベニモヅク・ヒビロウド・モヅク類などはこのようにしてつくる。
・石のようにかたい海そうの標本
サンゴモ類などのように、からだが石のようにかたい海そうは、淡水で塩分をのぞいたあと、水中からとりだし、そのままほこりのたたない場所において自然にかわかす。標本は、箱やふくろに入れて保存する。箱やふくろには、採集場所や採集年月日などを記入したラベルをはる。」

また、「標本の保存方法」として、「おし葉標本の保存の方法 ジーナスカバー(属カバー)に入れて、標本戸だなに保存する。ジーナスカバーは200~300kgの模造紙かあついハトロン紙を二つおりにしてちょうど標本の台紙がおさまる程度の大きさにして使う。標本が多くなってきたら、このジーナスカバーにおなじなかまのものをおさめる。標本戸だなは鉄または木でつくる。外見は洋服だんすのようであるが、中に標本がのせられるように横板で細かい仕切りがある。標本が少ないうちは茶箱や洋服箱で代用することもできる。標本はしめりけをふくみやすいので、できるだけ乾そうした場所におく。直射日光は色をさますので、暗い場所におくのがよい。虫害をふせぐためにナフタリンやパラジクロールベンゾールなどをときどき標本箱に入れる。」と記載されている。


②『海藻はふしぎの国の草や木』には下記のとおり記載があり、写真も掲載されている。
「・いそや砂浜でひろった海藻は、水をきり、ポリ袋へ入れてもって帰る。(すぐおしばづくりができないときは、そのまま冷蔵庫に入れておけば、数日もつ)。
・海藻の塩分をぬくために、しばらく水道の水につける。やわらかい海藻は数分、かたいのは1時間くらい。
・そのあと、水道の水をはったバットの中に台紙(画用紙など)をひたし、その上に海藻を形をととのえながらひろげて、台紙ごとゆっくり引きあげる。
・海藻つきの台紙をななめにしたすのこにのせ、水がきれるまで、5~10分まつ。
・水がきれたら、段ボールの上においた吸い取り紙(新聞紙など)の上にならべ、布と吸い取り紙をかぶせる。
あと、段ボール→吸い取り紙→台紙→布→吸い取り紙→段ボール……とくりかえし、最後に、板をのせ、おもしをおく。
・送風機か扇風機で段ボールのあなに風を送りこむ(夜は送風をとめてもいい)。
[数が少なければ、段ボール・送(扇)風機をつかわなくてもよい。ただし、毎日1~2回、吸い取り紙をとりかえること]
・1~2日たったら、段ボールや吸い取り紙をとりのぞいて、布を台紙からていねいにはがす。ほとんどの海藻は自分ののり分でしぜんに台紙にはりつくが、はがれた所があったら、合成のりを海藻のうらにつけて、しばらくおす。
・できあがったおしばは、しめり気と強い光をさければ、そのままの色が長いあいだかわらない。」


③『水べの生きもの野外観察ずかん 1』には、「海藻の押し葉標本をつくってみよう!」として、下記のとおり記載があり、イラストも掲載されている。
「用意するもの 洗面器やバット、水きり、ピンセットやはし、はさみ、台紙(画用紙)、すい取り紙(ペーパータオルや新聞紙)、さらし木綿の布、ベニヤ板、重し(かるい本など)
①採集 いそや砂浜で、うちあげられている海藻をひろいましょう。ビニル袋などにいれ、乾燥しないようにもちかえります。
②塩ぬき 水道の水をいれた洗面器やバットに海藻をいれ、5~10分ほどつけたあと、ごみをとります。水をいれたべつのバットに海藻をいれかえ、よぶんな部分をきったり、形をととのえたりまします。
③水きりと乾燥
1 形をととのえたら、台紙を海藻の下にいれ、すくいとるように水からあげます。
2 水きりの上で水がたれなくなるまでかわかします。
3 すいとり紙の上に「2」をのせ、その上にさらし木綿の布をかけ、すい取り紙ではさみます。
4 全体をベニヤ板ではさんで、重しをのせます。1日ごとにすいとり紙をとりかえ、3日ほどおくと、できあがりです。
5 台紙の右下に標本をとった場所、年や月日、とった人の名まえ、とったときの天気などをかいたラベルをはります。
④観察
1 標本を観察してわかったことを台紙のすみにかいてみましょう。ひろったときとようすはどうかわりましたか?色はかわりましたか?
2 標本はクリアケースなどにいれて、整理しましょう。
3 ずかんなどで、標本の名まえをしらべてラベルにかき、クリアケースにはりましょう。」


④『身近な自然を楽しくしらべる 5』には、「標本の作り方」として下記のとおり記載があり、イラストも掲載されている。
「準備するもの 洗面器、台紙、新聞紙、さらし布、ビニールシート、ピンセット、はさみ、紙テープ
①洗面器に真水をいれ、20~30分ぐらいつけて塩をとる。
②水のなかで紙のうえに海藻をのせる。形を整えてか水からだす。
③新聞紙の上に標本をのせ、上からさらし布をかける。新聞紙と標本をたがいちがいにかさねる。
④厚い本や電話帳をのせて重しをする。ゆかがぬれないように、下にビニールシートをしいておく。
⑤新聞紙は毎日とりかえて水分をとる。1週間ぐらいでかわく。
⑥台紙に紙テープではりつける。のりぶんのある海藻は、そのままでもはりつく。
⑦ラベルに海藻の名前・とった場所・とった日時・とった人の名前などを書き、海藻の横にはる。」
回答プロセス
(Answering process)
事前調査事項
(Preliminary research)
NDC
研究法.指導法.科学教育  (407 9版)
参考資料
(Reference materials)
①『原色ワイド図鑑 [15]』 学研,2002,241p. 参照はp.160-163.
②横浜康継,三芳悌吉『海藻はふしぎの国の草や木』 福音館書店,39p. 参照はp.26-27.
③『水べの生きもの野外観察ずかん 1』 ポプラ社,2003,87p. 参照はp.77.
④杉山雅則[ほか]『身近な自然を楽しくしらべる 5』 PHP研究所,2000,47p. 参照はp.41.
キーワード
(Keywords)
海藻
藻類
押し葉
標本
照会先
(Institution or person inquired for advice)
寄与者
(Contributor)
備考
(Notes)
M2021031812003611880
調査種別
(Type of search)
内容種別
(Type of subject)
質問者区分
(Category of questioner)
中学生, 小学生(高学年), 小学生(低学年以下)
登録番号
(Registration number)
1000296182解決/未解決
(Resolved / Unresolved)
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