レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年08月04日
- 登録日時
- 2022/07/01 19:17
- 更新日時
- 2022/08/22 10:49
- 管理番号
- 川図21-04
- 質問
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解決
オゾン層を構成する物質名と、その物質の特性を知りたい。
- 回答
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[1]オゾン層を構成する物質の物質名について、下記の資料を紹介した。
(1)『地球と宇宙の化学事典』(日本地球化学会編、朝倉書店、2012)
p.182「5-05オゾン」の項目に次の記述があった。
「地球大気中におけるオゾンは9割が成層圏に存在し、1割が対流圏に存在する。(中略)成層圏オゾンは地上から約10~50kmの高度に存在するが、とくに地上20~25kmの高度でもっとも高濃度となり、この部分がオゾン層とよばれる」
p.177「成層圏大気の組成」内の、高度と体積混合比からなる「現在の地球大気の組成」という図で、上記説明文中に記載されていた「地上20~25kmの高度」の部分を確認すると、窒素(N₂)、酸素分子(O₂)、アルゴン(Ar)、二酸化炭素(CO₂)、水蒸気(H₂O)、オゾン(O₃)、メタン(CH₄)、一酸化二窒素(N₂O)、一酸化炭素(CO)、トリクロロフルオロメタン(CFC-11/CFCl₃)ジクロロフルオロメタン(CFC-12/CF₂Cl₂)、という物質が含まれていることが読み取れた。
[2]物質の特性について記載されている下記の資料を紹介した。
(2)『化学辞典 第2版』(吉村壽次編、森北出版、2009)
p.850「窒素(N)」、p.557「酸素(O)」、p.64「アルゴン(Ar)」、p.1004「二酸化炭素(CO₂)」、p.1403「水(H₂O)」、p.219「オゾン(O₃)」、p.1425「メタン(CH₄)」、p.110「一酸化二窒素(N₂O)」、p.109「一酸化炭素(CO)」、p.968「トリクロロフルオロメタン(CCl₃F)」の項目がある。
[3]分子量や比重などの数値を確認できるサイトとして、下記のサイトを紹介した。
(3)国立環境研究所「化学物質データベースWebkis-Plus」
https://www.nies.go.jp/kisplus/ (2022年7月1日最終閲覧)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 化学 (430)
- 地球科学.地学 (450)
- 参考資料
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日本地球化学会 編集 , 日本地球化学会. 地球と宇宙の化学事典. 朝倉書店, 2012.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I023961260-00 , ISBN 9784254160574 -
吉村壽次 編 , 吉村, 寿次, 1925-. 化学辞典 第2版. 森北出版, 2009.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010641505-00 , ISBN 9784627240124 -
国立環境研究所. 化学物質データベースWebkis-Plus.
https://www.nies.go.jp/kisplus/ (2022年7月1日最終閲覧)
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日本地球化学会 編集 , 日本地球化学会. 地球と宇宙の化学事典. 朝倉書店, 2012.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000317905