レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2012年08月10日
- 登録日時
- 2019/02/06 17:02
- 更新日時
- 2019/02/06 17:02
- 管理番号
- 20120810-2
- 質問
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解決
キクイモの成分イヌリンの効能について知りたい。
- 回答
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「薬草事典」等で探すが記載なし。近くにあった「植物療法」の糖尿病の項にイヌリンの解説があった。※2018年再調査追記
(参考文献・掲載箇所、内容)
『植物療法』第二部実用編 5.内分泌と代謝疾患 5.1糖尿病 p174
イヌリンはあるポリサッカライド,すなわち砂糖の一種で,多くの植物とくにオオグルマInulaheleniumの貯蔵物質となっており,イヌリンという名称もこの学名に由来するのである,イヌリンには味がなく,あるいはわずかに甘みを呈し,人体では利用されない,イヌリンは充実感は与えるが栄養価はなく血糖値を高めることはない(略)ことにイヌリンの多いのはキクイモである(略)キクイモの汁液には甘い味があり糖尿病患者の甘味代用品となる
『健康・栄養学用語辞典』p46
イヌリンβー2,1-フルクタン。熱水に易溶で冷水やアルコールに難溶。植物に含まれる難消化性多糖類の一種。D-フルクトースがβー2,1結合し、還元末端にαーグルコースが結合している。食物繊維の一種であり、主に牛蒡、菊芋などの根または塊茎に含まれる。イヌリンはアミラーゼなどの酵素では消化されないが、腸内細菌によって代謝を受ける(略)
『食材図典Ⅲ』p49
キクイモの説明にイヌリンについて簡単に記載あり。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 薬学 (499)
- 参考資料
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- 『植物療法』R.F.ヴァイス/著 山岸 晃/訳 八坂書房 1995.3 4-89694-657-X
- 『健康・栄養学用語辞典 管理栄養士・栄養士必携』大森 正英/編集代表 中央法規出版 2012.2 978-4-8058-3602-6
- 『食材図典 FOOD'S FOOD 3 地産食材篇』小学館 2008.3 978-4-09-526085-3
- キーワード
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- イヌリン
- 菊芋(きくいも)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000251436