レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年11月01日
- 登録日時
- 2022/11/18 16:21
- 更新日時
- 2022/11/18 16:30
- 管理番号
- いわき総合-地域696
- 質問
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解決
岩城氏家臣齋藤姓の系譜・由緒書について知りたい。関連する史資料を教えてほしい。
- 回答
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岩城氏家臣について、次の資料に、斎藤姓の家臣(斎藤兵左ェ門)の名前あり。
【資料1】『東北中世史 岩城氏とその一族の研究』(須藤春峰 白銀書房 1975)p172~174
斎藤兵左ェ門は、貞隆随身四十二士(平城没落の際家臣は殆ど四散したが、妻子を顧りみず粉骨砕身、主君の擁護に努めたもの)のひとり。
また、【資料2】『会誌 岩城』(岩城姓氏研究会)の第3号「四十二士と亀田二万石」
(松本勇祐)p7~8には、寛永二年十月の亀田藩の文書に、四十二士の一人として「斎藤兵左衛門」の記述あり。そして同資料の〈石高序列〉についての記述では、「五十石斎藤兵左衛門」とあり。
【資料2】『会誌 岩城』(岩城姓氏研究会)の第8号「武門をつたえた岩城旧臣たち」
(藁谷龍夫)では、亀田藩岩城氏家臣の章で、岩城貞隆の四十二名の家臣の一人として
「斉藤」の記述あり。そして同資料に、「亀田藩家中に多数を占めたいわき出身者は、明治に至るまで、藩の主要なポストにあって藩政を担う人物を多く輩出したのは当然である。」とあり。
【資料2】『会誌 岩城』(岩城姓氏研究会)の第10号「武門をつたえた岩城旧臣たち(三)」では、山形・会津藩保科(松平)氏家臣、磐城平・延岡藩内藤氏家臣、市藩内藤氏家臣の三つでも、岩城旧臣系とみられものの中に「斉藤」といった苗字のものも含まれる。」という記述あり。
その他、以下の資料を調査するが、「齋藤氏」についての記述はなかった。
【資料3】『岩城姓氏研究 第1号』(岩城姓氏研究会 1980)
【資料4】『新しいいわきの歴史』(いわき地域学会出版部 1992)
【資料5】『いわき市史 第1巻 原始・古代・中世』(いわき市史編さん委員会 1986)
【資料6】『いわき市史 第8巻 原始・古代・中世資料』(いわき市史編さん委員会 1976)
- 回答プロセス
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上記回答のとおり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 系譜.家史.皇室 (288 9版)
- 参考資料
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須藤 春峰/著 , 須藤 春峰. 東北中世史 : 岩城氏とその一族の研究. 白銀書房, 1975.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I058771526-00 (K/210.4-1/ス・1110045901) - 『会誌 岩城』(K/288/イ・1111940621)
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岩城姓氏研究会 [編] , 岩城姓氏研究会. 岩城姓氏研究 第1号. 岩城姓氏研究会須藤春峰, 1980.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I112386681-00 (K/288/イ・1110103619) -
いわき地域学会出版部編集委員会 編 , いわき地域学会. 新しいいわきの歴史 第3版. いわき地域学会出版部, 1992. (いわき地域学会図書 ; 10)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002218527-00 (K/210.1-1/ア・1110161733) -
いわき市史編さん委員会 編 , いわき市. いわき市史 第1巻 (原始・古代・中世). いわき市, 1986.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I002578117-00 (K/210.1-1/イ・1110038500) -
いわき市史編さん委員会 編 , いわき市. いわき市史 第8巻 (原始・古代・中世資料). いわき市, 1976.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I002640017-00 (K/210.1-1/イ・11110161351)
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須藤 春峰/著 , 須藤 春峰. 東北中世史 : 岩城氏とその一族の研究. 白銀書房, 1975.
- キーワード
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- 岩城氏
- 斎藤氏
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000324279