レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2014年05月25日
- 登録日時
- 2014/05/30 15:42
- 更新日時
- 2014/08/31 10:46
- 管理番号
- いわき総合-地域220
- 質問
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未解決
三島霜川(みしまそうせん)の「ひとつ岩」という小説は、いわき市四倉が舞台となっているが、この他に四倉町が舞台になっている三島霜川の初期の作品が知りたい。
「三島霜川「ひとつ岩」いわき市四倉の人々へ」(ブログ「めぐり逢うことばたち」http://kaguragawa.exblog.jp/14572620/)には、14、15歳の頃に「福島県石城郡四ツ倉町」に住んでいたことがあり、初期の作品にはなんども登場している、との記述がありました。
- 回答
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三島霜川(明治9.7.30~昭和9.3.7)は、富山県高岡市出身の作家、演劇評論家です。
『明治文學全集72』(筑摩書房 1969)の「三島霜川年譜」で初期の作品を確認し、国立国会図書館デジタルコレクションを確認しましたが収録されていませんでした。
高岡市立図書館ホームページには、「三島霜川著作リスト」が掲載されていることから、詳細は高岡市立図書館へお問い合わせください。
- 回答プロセス
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1.資料を調査
【資料①】『明治文學全集72』
「解題」「年譜」などを確認するが、四倉に関する記述はなし。
【資料②】『福島県文学全集 小説編1』
「ひとつ岩」収録。P458~461に解説があるが、四倉が舞台のその他の作品についての記述はなし。
2.インターネットで調査
【資料③】「三島霜川著作-高岡市立図書館」
http://www3.city-takaoka.jp/nakada/misima-hon.htm
「高岡市立図書館所蔵三島霜川著作リスト」がホームページで公開されており、郷土の作家ということで高岡市立図書館を案内する。
【追加】(2014.8.31)
『いわき民報』(平成10年8月10日、17日)の「いわき文学風土記」に『月島丸の行衛』という三島霜川の作品が紹介されていた。記事によると、『月島丸の行衛』は明治41年、東京・成功雑誌社刊。霜川初期の作品。
明治33年11月に商船学校の練習船が航海訓練中に行方不明になった事件を取材した探検小説。この月島丸に乗船し遭難した学生のなかに、櫛田勝次郎という菊多郡上遠野村(現・いわき市遠野町上遠野)生まれの当時24歳の若者がいた。
- 事前調査事項
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「三島霜川「ひとつ岩」いわき市四倉の人々へ」
(ブログ「めぐり逢うことばたち」http://kaguragawa.exblog.jp/14572620/)
- NDC
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- 作品集 (918 9版)
- 参考資料
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- 【資料①】『明治文學全集72』[918.6/メイ-72・1110245162]
- 【資料②】『福島県文学全集 小説編1』[K/918/フ-1・1111350060]
- 【資料③】「三島霜川著作-高岡市立図書館」 (http://www3.city-takaoka.jp/nakada/misima-hon.htm(最終アクセス2014.5.30))
- キーワード
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- 三島霜川
- 四倉
- 照会先
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- 高岡市立図書館(☎0766-20-1818)
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌的事項調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000153888