レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年01月13日
- 登録日時
- 2019/01/13 17:18
- 更新日時
- 2019/01/18 16:04
- 管理番号
- いわき総合-地域583
- 質問
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解決
「いわき七浜」とはいつ頃から呼ぶようになったのか?
- 回答
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「いわき七浜」は現在では、勿来、小名浜、永崎、豊間、薄磯、四倉、久之浜の浜を指すことが多いようです。
『昔あったんだっち』(佐藤孝徳 いわき地域学会出版部 1987)P277の「磐城七浜の範囲」によると、「岩城氏の領内で海に沿った地方は、「磐城七浜」とか「磐城灘」とか称された。磐城七浜とは、磐城には多くの浜がありますよ、との意味である」とあり、戦国時代のいわき地方の領主・岩城氏の頃から呼ばれていたようです。
現在では、「いわき七浜」というと特定の七つの浜を指していますが、当時はいわき地方の浜の総称で、現在の北茨城から富岡あたりまでを含んでいた、と考えられています。
『いわきふるさと大百科』(郷土出版社 2007)P124「磐城七浜と漁港」にも、同様の記述がありました。
- 回答プロセス
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1.資料を調査
上記回答のとおり。
参考までに、「いわき七浜」に関連するものを挙げておく。
・「磐城七浜」
草野心平の詩(『ふるさと文学さんぽ 福島』P140)
・「磐城七浜大漁踊」
(『磐城北神谷の話』高木誠一 P125)
・「磐城七浜捕鯨絵巻」
江戸期時代初期の作で、市指定有形文化財。
・「いわき七浜海道」
市内沿岸部に整備を進めている自転車道路網の愛称。2020年度までの完成を目指している。
・「いわき七浜イケメンプロジェクト」
いわき七浜をイケメン擬人化し、いわきの海の幸、魅力をSNSを使って発信している。
・「磐城七浜ワダツミセブン」
いわき市非公認ヒーロー映画
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 10版)
- 日本 (291 10版)
- 参考資料
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- 【資料①】『昔あったんだっち』[K/388/サ・1110067178]
- 【資料②】『いわきふるさと大百科』[K/210.1-1/イ・1112164353]
- キーワード
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- いわき七浜
- 磐城七浜
- いわきななはま
- 海水浴場
- 海岸
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000250153